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白浄のお山

 今朝、起床して北窓のカーテンを開けると、真っ白な白山が頭を覗かせていました。ねぐらの裏山に登って、長良川の彼方に白山三所権現を遥拝。


別山(本地・聖観音菩薩)と御前峰(本地・十一面観音菩薩)の山越に頭を現わす、大汝峰(本地・阿弥陀如来)。阿弥陀三尊を拝みつつ念仏をお称えし、樹下に正身端坐しました。
 煩悩・黒業・苦しみ悲しみの絶えない、この世・この人生。写真を撮ったり文を書くことも、一つ間違えば六道輪廻の因縁。黒業に黒業を重ね、迷いの世界をグルグルと・・・。

なむあみだたすけたまへのほかはみな
おもふもいふもまよひなりけり
(鈴木正三「念仏草紙」)


生きるということは、ある意味、黒業を重ねてゆくことでもあります。だからこそ、白く清らかなお山の姿に心を打たれ、礼拝供養し、その白浄の気を受け些かなりとも己れの煩悩・黒業を清めたい、との信仰心が沸き起こるのでしょう。

弥陀之白毫一タビ照ラサバ、煩悩之黒業悉ク除カレン。
(藤原敦光「白山上人縁記」、西因上人願文)

尽きることのない煩悩・業・苦しみのさ中にあればこそ、常に白山三所権現、即ち山越来迎阿弥陀三尊と向き合って、絶えず己れの身口意を清めてゆくこと。煩悩深き下品の私には、その他に救いの道はありません。

業尽きて仏の家に生まるまで絶えず向かわん白浄の山
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白山順禮写真館

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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝