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桧峠~大日ヶ岳~三ノ峰登拝

 3月24日朝5時、桧峠の泰澄大師像に参拝。


ヘッドランプ点けて大日ヶ岳登山道の雪上を歩み、国坂宿にて本地・十一面観音さまに観音経をお唱えしました。


白山美濃馬場・白山本地中宮長瀧寺から尾根伝いに残る古の山伏の行場「鳩居峯十宿」のうち、五宿目の国坂宿(国境之宿)までの巡拝を毎月二回行じておりますが、今日は、国坂宿から十宿目の神鳩宿までの尾根を縦走し、さらに銚子ヶ峰、三ノ峰、できれば別山まで登拝する覚悟。スキー場脇の雪上を登ってゆくと、空が明らんできました。顔の前の樹の枝を払いのけると、はね返ってきて眼鏡にヒビが入りました。アイゼン履いてさらに上へ。6時前、東の山の端より朝日が昇ってきました。


御嶽山のシルエットに、蔵王権現を拝みました。


 6時半に水後山登頂、これから縦走してゆく鎌ヶ峰、大日ヶ岳の彼方には、乗鞍岳。


7時前、鎌ヶ峰登頂。


南側に、長瀧寺から毘沙門岳、桧峠と続く鳩居峯を一望、高賀の山並の彼方、濃尾平野へと流れゆく長良川。


北側には、これから縦走してゆく天狗山・芦倉山・丸山の背後に、別山・御前峰・剣ヶ峰のお姿。


雪の割れ目に気をつけつつ、大日ヶ岳へと進んでゆきました。


大日ヶ岳には泉之宿(火合ノ宿)と大日ノ宿があったようで、本地仏は胎蔵界・金剛界の大日如来。しかし、この二宿がどこにあったのかは定かでありません。7時半、大日ヶ岳登頂。山頂の大日如来像は、頭まで雪の下。


背後に白山のお姿を拝みつつ、大日如来ご真言をお唱えしました。
 大日ヶ岳から先の尾根上は、無雪期は厳しい藪ですが、今日は雪が程よく引き締まり、快適に行道。天狗山を経て南西に石徹白の集落を見下ろし、芦倉山との鞍部の中州宿(中須宿)へと降下。


9時前に雪に埋もれた中州宿跡参拝、本地・普賢菩薩を礼拝供養して芦倉山へ登ってゆきました。


10時前に芦倉山登頂、これから行道してゆく丸山~銚子ヶ峰の尾根の背後に、三ノ峰~別山~御前峰、そして御前峰の肩に頭を覗かせる大汝峰を遥拝しました。


 芦倉山から先は、ヤセ尾根が続きます。


雪を踏み抜く恐れのある処では、藪を登りました。豪雪に鍛えられた、頑強な灌木です。途中、東側(飛騨・尾上郷側)にV字形に尾根が派生する辺りのどこかに、九宿目の「カウ橋宿」があったようです。


彼方に御嶽・乗鞍・北アルプスの山並を拝みつつ、カウ橋宿本地・文殊菩薩に礼拝読経しました。11時半、丸山登頂。


正面に別山が聳え立ち、向かって右に御前峰、左に一ノ峰・二ノ峰と一体化した階段状の三ノ峰。


飛騨の古地図には、三ノ峰が「高砂岳」、別山が「四海浪岳」と書かれています。優美で、相応しい名だと思います。
 丸山から神鳩(かんばた)へと縦走、避難小屋が近づいてきました。


十宿目の神鳩宿で、長瀧寺から尾根伝いに逆S字形の鳩居峯と、長瀧寺から桧峠を越えて石徹白に下るS字形の白山美濃禅定道が合流します。本地・虚空蔵菩薩を礼拝供養し、母御石山・銚子ヶ峰へ。


母御石山からは雪に大きな亀裂があり、表面が新雪に覆われているので、踏み抜かぬよう「かんじき」履いて慎重に行道。母御石は上部が雪上に現われていました。


13時半、銚子ヶ峰登頂。これから登ってゆく一・二・三ノ峰(高砂岳)の奥に、別山(四海浪岳)遥拝。


丸山の左奥に拝める御嶽山の噴煙が、風向きのせいでしょうか、目立って見えました。


14時半一ノ峰、15時すぎ二ノ峰と順調に縦走。水呑権現跡にて別山を遥拝しつつ、本地・お釈迦さまに舎利礼文読誦。


急登して16時前に三ノ峰避難小屋に着きました。


 荷物を軽くして、いざ別山へ!と思い、小屋に入ろうとすると・・・


入口は厚い雪に塞がれていました。ドアの上部までの、固まった雪・・・。五年前の4月には、ストックでドアノブまで雪を削って中に入れましたが、今日は、スコップでもなければ無理。西風も強まってきたので、今日は三ノ峰まで登って神鳩の避難小屋に下ることにしました。16時に三ノ峰登頂。別山の肩越しに山頂・御前峰と、大汝峰。



春はただ朧月夜と見るべきを雪にくまなき越の白山(藤原良経)

御前峰(十一面観音菩薩)・別山(聖観音菩薩)・大汝峰(阿弥陀如来)の、白浄なる三所権現に向かって観音経を読誦し、白山有縁の一切衆生の現当二世安楽と白山仏法興隆を祈願し、雪上に投地礼しました。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝