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白山越前禅定道~釈迦岳登拝・上

令和五年(2023)十月十七日朝五時半 薄明の市ノ瀬登山口を出発
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鈴・ラジオ鳴らしヘッドランプ点け 森の中へと進んでゆく
山田屋旅館跡から登ってゆくと 背後の樹の上から黒い獣が
バサバサと藪に降りるのが見えた 夜明けと日暮れは熊の活動時間だ
白山越前禅定道と釈迦新道の 分岐に出て禅定道を登る
釈迦新道は平成二十九年(2017)五月以来 通行止が続いていたが登れるよう
今日は越前禅定道を登った後 別山へ縦走しチブリ尾根を下るつもりだったが
下山するのは日暮れすぎるかも 大汝峰から久しぶりに釈迦岳へ下ることにした
パーカー脱ぎヘッドランプ消し六万山へ 登って拝む別山の頭は雲の中
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一時間強で着いた指尾山(さしおやま)から望む 白山頂部も雲の流れに覆われていた
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これから歩いてゆく越前禅定道の尾根 山頂見えぬも紅葉は美しい
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足元にはヤマハハコやオヤマリンドウの花 慶松平(けいまつだいら)経て八時に通過した別当坂分岐
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別山を覆う雲の上より差す朝日 振り向けば越前禅定道小原峠(おはらとうげ)の彼方に経ヶ岳
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八時半前仙人窟をくぐる 左手にくっきりと見えている釈迦岳
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足元彩るハクサンフウロの紅葉 九時に殿ヶ池に着くも雲多い
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馬のたてがみの岩に咲くタカネマツムシソウ 弥陀ヶ原に出ても雲で展望なし
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十時に室堂に着きパーカー着て 手袋はめて山頂へと登ってゆく
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十日前飛騨から登ったときより雪少ないが 山頂部は雪に覆われている
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十時半御前峰登頂 流れゆく雲の切れ間に一瞬
見えた剣ヶ峰と紺屋ヶ池 南無白山妙理大権現
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御前峰から六道地蔵跡に参詣し 千蛇ヶ池へと降下
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雲の切れ間に現われた 凍った池の上に聳え立つ御宝庫(おたからぐら)
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鏡石から大汝峰へと登る 霧の頂に見上げる神殿
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十一時十五分大汝峰登頂 南無白山越南知権現
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ご本地・阿弥陀さまに西因上人願文と念仏 垂迹・大己貴命(オホナムチノミコト、大国主神)に神語を唱えた
霧の中(なか)南東望むも何にも見えぬ 北峰へゆくとわずかに翠ヶ池が見えた
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大汝峰から北へと下る 山頂部のハイマツは凍っている
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だが冬景色は山頂部のみ 右下に火の御子峰が姿を現わす
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正午に御手水鉢に下り 降りてきた大汝峰方面を見上げた
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加賀室跡から月の輪の渡りを渡り 七倉ノ辻で加賀禅定道に別れを告げた
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九年ぶりに歩く釈迦新道より 四塚山の塚を見上ぐ
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北西に四塚山~天池(あまいけ)までの 加賀禅定道を一望
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彼方には小松ドームも見えている やがて右下に滝が現われ
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なかなか眺めのよいコース 南西にこれから縦走してゆく釈迦岳
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背後に小原峠と経ヶ岳 その右に法恩寺山も頭を覗かせている
山上の雲もようやく晴れてきたよう 南には別山が姿を現わしている
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(続く)
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松尾如秋

Author:松尾如秋
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、森羅万象を統べているものとの一対一の対話
白山と、白山に育まれているすべてのものへの讃歌
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝