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高賀三山六社巡拝・後

 5月26日9時半、御坂峠から高賀山登山道を下って岩屋に参拝。


渓谷沿いに下ってコアジサイを拝み、御坂峠から一時間で高賀神社に参拝。


大鳥居の下から法面崩壊で車両通行止の林道を登ってゆき、高賀山を見上げました。


七年前(2011年)に高賀三山を縦走した際は、この林道から鉄塔巡視路を経て山を越え、瀧神社に下ったのですが、古は瀧神社から乙狩谷(御萩谷)をつめて山を越え、高賀に下る道があったそうです(瀧神社の案内板)。最短ルートであるその古道の高賀側入口は分かりませんが、林道を四十分ほど登り、谷の脇の急斜面にある踏み跡を登ってみました。


が・・・コアジサイ咲く小藪にはイバラが混じり、チクチク痛いです。バランスを崩してストックの先を踏んでしまい、先がへの字に曲がってしまいました・・・。今年は、ストックの先を白山鳩居峯の藪中でなくしたり(後日見つかりましたが)と、登山用ストックにまつわるトラブルが多いです。藪中では「登山用品」は値段の割に長持ちせず、私はどんどん登山用品離れしておりますが、藪山ではストックも捨て木杖を使う決心をしました。これも、高賀山権現と白山権現のお導きでしょう。
 急斜面を登って尾根を越え、北側へ降下。正午頃、下に谷が現われ、谷筋の山腹から谷に下りました。



この谷が、古の道でしょう。谷を下って尾根から一時間弱で瀧神社下の滝に出、参拝。


ヒルはいませんでした。瀧神社にて読経礼拝し、高賀山権現即ち虚空蔵菩薩のご加護に感謝。


すでに星宮神社を出発してから八時間。今淵ヶ岳への登山道を登ってゆきました。途中の鉄塔より今淵ヶ岳~矢坪ヶ岳への尾根を見上げ、一心に行道。


先のないストックはさほど役に立たず、これまでの五社の間の四回の山越えで、登り坂は脚にこたえます。14時すぎに今淵ヶ岳登頂。


これから金峰神社に下って瓢ヶ岳に登ったのでは、確実に日が暮れてしまいます。金峰神社に下らず瓢ヶ岳に向かおうか・・・とも思いましたが、日暮までに片知山まで登れれば、あとは慣れた山道、ヘッドランプで夜行も野人には問題ありません。三山六社順拝を決行することにしました。
 今淵ヶ岳から南へ、快適な尾根を縦走。


15時に矢坪ヶ岳着、樹間に瓢ヶ岳を拝みました。


東に下る尾根を降下、山道は明瞭で、ギンリョウソウを拝みつつ南東へ縦走。


一時間で鉄塔に出、矢坪ヶ岳を振り返りました。


北にはこれから登ってゆく片知山が拝め、南には泰澄大師が牛頭天王を祀った天王山や、山頂に白山権現が祀られている権現山の山並、そして板取川。



鉄塔巡視路を下って16時半に片知川を渡渉。


車道を二十分ほど南下し金峰神社(かつての蔵王権現社)に参拝。


般若心経と蔵王権現および虚空蔵菩薩ご真言、役行者ご宝号をお唱えしました。来た道を戻り車道を北上すると、道路脇のコンクリの壁に龕があり、中に役行者が祀られていました。


神変大菩薩のご加護を祈り、板山神社から片知山へと登ってゆきました。
 渓谷沿いの山道を、観音さまの石像を拝みつつ上へ。


急斜面はキツいので、登山道から北西への尾根に付き片知山へと登ってゆきました。


脚の疲れから、休み休み上へ。先なしストックは使うのを止め、落ちていた樹の枝を二本拾い、両手に持って登ってゆきました。杖を両手に持ったのは初めてです。すでに18時半をすぎ、日没が近づいてきました。夜行に備え、ラジオとヘッドランプを点けました。
 19時すぎ、片知山登頂。


ヘッドランプの灯りをたよりに、瓢ヶ岳へと縦走してゆきました。東麓に見える灯りは、美並の子宝温泉でしょうか。


すっかり暗くなり、空には明るいお月さま。


西からのそよ風の中、夜の山道を縦走。


21時前に瓢ヶ岳登頂、虚空蔵菩薩とお月さまに感謝しました。


山頂からも、南東麓に先ほどの灯りが望めました。


瓢ヶ岳から奥瓢ヶ岳へ。濃尾平野の夜景は霞んで見えず。奥宮林道への山道を降下、夜中の谷の渡渉は道が分かりづらく少し迷いましたが、無事に正道を下りました。月は昇ってますます明るく、山路を照らしてくれていました。


 林道に下って23時15分、星宮神社に着きました。


朝4時半に此処を出発してから、十九時間弱。八年前(2010年)に白山神駈道荒行(石徹白大杉登山口~一里野温泉)に参加させていただいた時は十七時間強でしたから、それ以上かかりました。正直、ここまでかかるとは思っていませんでしたが、高賀山権現=虚空蔵菩薩のお導きで、我が砕かれ、清浄の気を受け修すことができました。

「虚空蔵菩薩の所現の相は一切皆空なるがごとく」(「摩訶止観」)

南無高賀山大権現。


 帰宅後、着替えようとすると、パンツに大きなマダニ君が付いていました。


カメムシくらいはあります。さらに下着シャツには小さなマダニが二匹。刺されてはいませんでしたが、とても平べったく、ちょっとやそっとの力では潰れないマダニ君たちは、着実に増殖しているようです。ご用心。(「平べったい」マダニ君の適応力には、私たち人間が学べることもありそうです。)
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝