FC2ブログ

記事一覧

立石~鷲ヶ岳登拝・仲春

山の庵の仲春の朝 昨夜の雨はすでにやみ
庵の裏に出てみれば 白山は白く輝いていた
20210329211508512.jpg
長靴履いて登ってゆけば 林の中にシカの群れ
二十分ほどでスキー場に出た 今季の営業昨日まで
処々に残雪があり 朝は凍って歩きづらい
20210329211510bc8.jpg
やがて北西に拝む白山 別山・御前峰・剣ヶ峰
20210329211511a7b.jpg
一時間弱でスキー場頂 鷲ヶ岳への山道をゆく
20210329211512604.jpg
尾根の北側斜面の藪は まだ残雪に覆われている
今日はいつもと異なって 尾根から一旦 立石へ下る
20210329211514292.jpg
北側斜面は雪あるが 南の斜面は地肌が出ている
20210329211518857.jpg

岩の上から拝む鷲ヶ岳 さらに北へと尾根下る
202103292115187ba.jpg
やがて右下に現われた 雪融け水が流れる林道
20210329212319966.jpg
此処は立石のすぐ下手 彼方に聳える鷲ヶ岳
鷲見(すみ)の立石は別名 霊鷲岩(れいすがん)とも呼ばれるという
202103292123221a9.jpg
霊鷲岩に野人は拝む インド・マガダ国の霊鷲山(りょうじゅせん)
お釈迦さまが法華経や 無量寿経を説かれた山だ
岩の下にて法華経 如来寿量品偈と念仏唱える
2021032921232309e.jpg
お釈迦さまは常に霊鷲山 及び余の諸(もろもろ)の住処におられる
「観無量寿経」も霊鷲山から 幽閉中の韋提希夫人(いだいけぶにん)の
前に示現し説かれたお経だ 南無釈迦牟尼仏南無阿弥陀仏

霊鷲岩から沢を渡って 急な斜面を斜めに登る
20210329212326ae9.jpg
やがて尾根に出ひたすら上へ 藪少ないがヤセた尾根
2021032921233089b.jpg
笹藪出るも通り道あり 立石から一時間弱 三角点着
202103292123303ab.jpg
北西に拝む白山権現 黄砂で空は霞んできた
20210329213023347.jpg
飛騨・美濃国境尾根に出て 南へ登る雪の尾根
20210329213024953.jpg
雪はだいぶ融けかけている 東に拝むオサンババ(山中山)
20210329213025332.jpg
急な斜面で頼りになるのは 藪と呼ばれる樹や頑強な笹
20210329213026d8e.jpg
山頂部の雪登ってゆけば ピークの向こうにまたピーク
20210329213027429.jpg
立石から一時間半 鷲ヶ岳の頂上へ
積雪五~六十センチ 処々でズボッと踏み抜く
2021032921302899b.jpg
東に烏帽子岳・オサンババ 此処から連なる分水嶺だ
202103292139253ae.jpg
南に白尾山 白鳥の町 彼方に滝波山・平家岳
20210329213927e15.jpg
西は三ノ宿~西山~毘沙門岳 桧峠に大日ヶ岳
20210329213928313.jpg
白山美濃馬場長瀧寺の 古の山伏たちの行場だ
そして北西に鎮座する 白山権現麗しや
20210329213928341.jpg
別山・ご本地聖観音と 御前峰・十一面観音
阿弥陀如来の大汝峰は 御前峰の後ろで見えない
まるでみ仏の眉のような 白山拝みながら坐す
観音さまは弥陀仏の 滅度の後に成道し
普光功徳山王仏となり 阿弥陀さまの後を継がれる
南無阿弥陀仏 南無観世音 南無普光功徳山王如来

極楽は西にあるといわれるが 地球西に行きゃ此処に戻る
西の夕日と東の朝日は 今南にあるお日さまと同じ
太陽は同じ位置にあるのに 西だ東だ南だと思う
動いているのは地球の方で 日の昇り降りは見かけにすぎぬ
東がなけりゃ西もない 極楽に西も東もない
地球が自転する向きの 「前」が東で「後」は西
老子爺さんこう述べた 「「前」と「後ろ」はお互いが
あってつながり永遠となる」 東と西も同様だろう
そんなことを想いつつ 白山と対坐していると
横からテンが現われて 野人気にせず歩いていった
20210329213930f3e.jpg

白山に生かさる野人とテンを 見守る白山大権現
生きとし生けるものたちが 皆折り合ってゆけますように
一時間ほどで坐を立って 西へと降(くだ)る登山道
小ピークへの木段登ると 上から見下ろすカモシカ君
20210329213933fc4.jpg
「コンニチワ」と声かけてみたが 全く動く気配なし
さらに近づいてゆくと 「キャウ」と威嚇し道譲らず
頭の上には立派な角 刺されでもしてはたまらない
そこで野人が杖振ると 彼はビクッとおののいた
さらに野人が一喝すると ようやく道を開けてくれた
棒喝はあまり使いたくないが なかなか譲れぬオス同士

藤原頼保公堂拝み 西へと下る登山道
202103292139349f5.jpg
朝 立石へと降(くだ)ったピークに 戻ってスキー場頂へ
朝固かった残雪も 柔らかくなって歩きやすい
おぼろ白山拝みつつ 母なる山に生かされている
すべての兄弟姉妹たちの この世における折り合いと
あの世における安らぎを お祈りしながら山下る
20210329213935492.jpg
母なる山の下にあっては 獣も鳥も昆虫も
花も樹木も笹藪も みなこの野人と平等だ
山頂から二時間弱で 山の庵に帰着した

 
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

白山順禮写真館

Haxanjunrei

松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝