白山初拝み
- 2021/01/21
- 20:25
年末から雪続きの白山
モロ松のねぐらの北の窓から
年が明けてもなかなか拝めない・・・
大雪・コロナで始まる丑年
やっと晴れわたった廿日のお昼
モロ松ねぐらの裏山に登る
樹間に輝く白山権現
2021年の初拝み
長良川の奥に鎮座まします
白山三所の大権現とは
別山ご本地聖観音さま
山頂御前峰・十一面
そして中央奥・大汝峰
ご本地・極楽の南無阿弥陀仏
モロ松 心経・念仏唱えた
2021年の初拝み
翌日の朝も天気は上々
放射冷却 ガラスカチンコチン
寺尾ヶ原へと車走らせ
鉄塔巡視路を登っていった
鉄塔下の白山遥拝所
白山は夢のように白かった
この上のない白は汚れたよう
キレイもキタナイも超えた白さだ
モロ松鉄塔下の雪払い
坐し観音経・念仏唱えた
真白く輝く白山浄土は
観音・阿弥陀さまのいますみ国
鉄塔から谷へ下ってゆけば
谷にはけっこう雪が残ってる
やがて下に現わる紅葉ヶ滝
綿々と流れゆく雪融け水
滝前に坐せば心洗われる
水は低きへ流れ下ってゆき
白い息は天へと昇ってゆく
思わず「老子」の一節唱える
「谷神は不死 是れ玄牝と謂う
玄牝の門 是れ天地の根と謂う
綿綿たり!其れ存するが若く
之を用いても勤(つ)きることはない」
「上善は水の如し 水はよく
万(よろず)の物を利して争わず
衆人の悪(にく)む所にこそ居る」
ああ 天地自然の道のまにまに
谷には昼前でも日が差さない
岩は苔むし樹に垂れさがる苔
滝の周りの洞穴の一つに
水音聞きつつモロ松坐った
昼前ようやく山の稜線に
お日さまが現われ日が射してきた
樹上の氷や雪が溶けてきて
雪の粉舞い 谷に落ち流れる
枝の氷が日差し浴びてゆるみ
時おり煌めく 青・黄にオレンジ
極楽浄土にある宝樹のよう
浄土でないがこの谷は仙境
谷神拝むも 白山拝むも
老君拝むも み仏拝むも
モロ松にとってその意味は一つ
ただ 天地自然の道のまにまに
ただ 天地自然の道のまにまに
あらしめたまえとモロ松祈る
阿弥陀・大己貴(オホナムチ)・太上老君
白山権現王子眷属に
谷から登って汾陽寺山へ
正午のお日さまに向かい急登
山頂付近の樹間に白山
山頂を越えて巡視路を下る
樹間の白山三所の権現
真昼の光に朝よりくっきり
手前の蕪山(かぶらやま)もうっすら雪
白山権現 白の中の白
巡視路下って朝の鉄塔へ
高賀山の雪だいぶまた融けた
大雪降れども温暖化つづく
一気に積もって 一挙に融けるか?
今年も続ける白山順禮
大雪・コロナに用心しながら
急がず慌てず 時を失わず
ただ 天地自然の道のまにまに
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