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川の向かいの藪の山



遠出自粛中のモロ松は
歩いて川の向かいに渡り
神社の裏の山へと登った
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薄藪踏んで尾根に出て
踏み跡辿り登ってゆけば
祠がひっそり鎮座していた
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小山の上に登頂したが
樹々に囲まれ展望はない
北へと続く尾根道進み
次のピークの手前より
眼下に望んだ長良川
モロ松さらに歩んでいった
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すると次第に不思議な世界へ
土塁のような高みに出れば
さらに奥へと土塁が続く
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やがて現われた巨大な巌(いわお)
麓に広がる集落田畑
彼方に横たう奥美濃の山
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日当たりのよい巌の上に
モロ松独り端坐した
誰も気づかぬ巌の上から
下を流れゆく車眺めた
普段モロ松も同様に
下を流れてる車眺めた
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モロ松の心温める
どっしりとした巌の力
岩で温まるトカゲよろしく
清らかな気が充ち満ちてくる
大空の下 大地の上で
生かされていた トカゲも人も
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来た道と別の谷へと下り
岩の間に拝んだトカゲ
すぐ下の祠お守(も)りしてるよう
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やがて下から大河の響き
鳥居の外の母なる川が
育んでいた トカゲも人も
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ある朝再びモロ松は
川から鳥居の下くぐり
その藪山へと登っていった
祠に掌合わせ尾根に出て
土塁を越えて巌(いわお)を目指し
岩壁見上げつつ坐した
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巌から生える樹が鼻の先
よく見ると何か付いている
白くて形はワラジムシ
小枝でつつくと柔らかい
その正体は樹に寄生して
枯らしてしまうコナカイガラムシ
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人が育てる樹には害虫
だけど巌にとってはどうか?
岩の隙間に根付いた樹木が
あまりに大きく根を張れば
巌は崩壊してしまうだろう
誰かが地球を壊してるように
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モロ松巌の天辺に坐し
明るく温(ぬく)い日差しを浴びた
大きな巌の上を陽気に
歩く小さなハエトリグモたち
彼らはもっと小さなものを
探し回っているのだろう
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ふとカサコソと音がした
見ればトカゲが現われ消えた
青く光る尾ちらつかせつつ
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モロ松近寄りじっとしてると
岩の隙間から数匹出てきた
此処はトカゲの城なのだった
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カイガラムシも樹も岩も
ハエトリグモもトカゲたちもみな
与えられた道を生き死にしてた
人にも天地・大自然から
与えられた道があるはず それを
モロ松生き死にしたいのだった
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Haxanjunrei

松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝