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白山美濃禅定道登拝





 6月18日朝2時に家を発ち、長滝寺に参拝して、4時半に石徹白の登山口を出発。天候は曇りですが空は明るく、時折視界が開けます。
 三ノ峰小屋への雪の登りでアイゼンを履こうとしたところ、前部のベルトが壊れていたので、有り合わせの紐で代用しました。藪山での目印にでも使えるかと、いつもリュックに入れてあった紐が、以外なところで役立ちました。
 8時半、三ノ峰に着くと、別山が姿を現しましたが、御手洗池に着く直前に雲隠れ。10時前、別山にて般若心経、聖観音菩薩ご真言をお唱え。小雨が降ってきました。
 大屏風からは本降りに。油坂の雪の斜面を下り、12時15分、南竜ヶ馬場着。トンビ岩コースを埋める雪渓を登って室堂へ。雨止まず寒し。 14時半過ぎ、御前峰にて観音経、十一面観音菩薩ご真言をお唱え。六地蔵を通って15時半、大汝峰に着きました。念仏をお称えし、この日で百日目になる東日本大震災の被災者の方々へ回向しました。
 雨風は激しくなり、大汝小屋を使わせて頂きました。カッパを着ていても、下着までずぶ濡れ。すぐに着替え、夕座勤行・夕食後、寝袋へ。夜半には風雨は止み、窓からは金沢の夜景が見えました。
 翌朝3時半に起床、4時、外へ。北東の空が赤く染まり、御前峰・剣ヶ峰・別山の展望も良し。北から雲が流れて来ては去ります。前日雨だった為、静かな朝です。1時間ほどお山を拝んで、大汝峰を下ると、体長10cmはあろうかという大ナメクジがいました。
 剣ヶ峰の鋭い岩尾根に張り付き、6時、剣の頂に。ここからは、先月歩いた三方崩山~大汝峰の尾根が一望です。目前の御前峰、大汝峰を拝み、御前峰へと縦走。岩場を登り藪を漕ぎ、転法輪を目指しましたが、それらしき岩を認めて、谷へ落ち込む急峻な藪を必死に進むも、近付いてみると窟ではなく、一度、斜面で前につんのめって眼鏡のフレームが開いてしまいました。脛も傷だらけです。まだ御前峰山頂の東斜面には雪が残っており、窟の上は雪を被っているのかもしれません。人が一人入れるくらいの岩の隙間で一休みし、延命十句観音経をお唱えしました。
 8時過ぎに室堂に下り、黒ボコ岩経由で南竜へ。油坂の雪の登りは脚にこたえ、只管、歩調に合わせて、十一面観音菩薩のご真言を念じつつ登りました。大屏風では、高さ6mほどの残雪から水が滴っていました。この水が谷を下り、大白川、庄川へと流れてゆきます。
 雪を横切って、12時前、御舎利山着。舎利礼文をお唱えしました。別山からは雲が多く、展望はあまり無し。大きなハクサンマイマイが葉の裏にいました。
 長大な登拝道で我が砕けましたが、心は軽安で、最後は足取りも軽く下りました。17時すぎ、石徹白着。中居神社に参拝し、虚空蔵菩薩ご真言、白山三所権現・泰澄大師ご宝号をお唱えして、無事登拝できたことを感謝しました。
 困難のさ中で我が浸食されてゆき、ちっぽけな自分を超えたものへの感謝・畏敬の念が芽生える、それが白山登拝の行ではないでしょうか。
南無白山妙理大権現
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝