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那比本宮より高賀山登拝





 秋晴れの10月3日、高賀山六社の一つ、那比本宮より、高賀山とタカネに登拝しました。
 タカネ西麓・白谷の十一面観音菩薩に参拝し、8時前、那比本宮着。高賀山本地の虚空蔵菩薩、白山本地の十一面観音菩薩のご真言をお唱えして出発しました。車の入れぬ林道を歩いてゆき、30分ほどで林道終点へ。草を掻き分け、二つの沢の間の急峻な尾根を南西に登ってゆきます。藪は薄く、視界が遮られるようなことはありませんが、急な尾根です。
 途中、尾根から北側へトラバースして、大きな岩へ。岩の上が庇のように出っ張って、雨も凌げそうです。岩の正面に御嶽山や郡上八幡の町並みを望めました。
 岩上に登ると、尾根が南西へと上がっていました。ここから上は切り立った巨岩が続き、迂回しつつ上へ上へと登ってゆくと、下草の薄い尾根に出ました。さらに南西へと登ってゆくと、9時半前、未舗装の林道に出ました。御坂峠まで上がっている中美濃林道が、やがてここまで伸びるのでしょうか。
 林道を北側へと歩いてゆくと、10分ほどで行き止まりに。行き止まりの先の急峻な尾根に取り付いて、南西へと登ってゆきました。藪は薄く、歩きやすいです。途中、右からの尾根と合流し、さらに山頂手前で、左からの尾根と合流。10時前、高賀山頂に着きました。白山は雲を被って山腹しか見えませんでしたが、御嶽山は堂々たる姿。
 山頂から西へ5分ほど下ると、展望の素晴らしい岩場があります。岩上からは濃尾平野が一望。百々ヶ峰、金華山、鈴鹿、伊吹、小津、能郷白山・・・眼下には高賀神社の大鳥居も見えます。30分ほど展望を楽しみ、さらに西へ。20分下り、高賀山とタカネの間にある鉄塔に着くと、北側の送電線の彼方に白山が姿を現わしていました!振り返ると、南側の送電線の彼方に名古屋の高層ビル。ここは、高賀山~タカネと、白山~名古屋の交点です。
 さらに尾根を下り、鞍部からはタカネへの登り。今年2月、高賀神社から鉄塔を経て、この山にカンジキを履いて登りましたが、無雪期は思いのほかの藪の薄さ。鉄塔から20分ほどで登頂しました。タカネはピークが二つあり、西側のピークから、木の間に白山を拝めます。白山に向かって観音経をお唱えし、坐禅。白山の方から吹いてくる冷たい風が、秋の陽射しを浴びた草木を揺らしていました。
 12時前下山し、50分ほどで高賀山西の岩場に戻りました。南側は遮るもののない展望(足場も)、北側には木が茂っており、木越しに白山を拝めます(写真)。木々が北風を遮ってくれるので、暖かく快適でした。白山三所権現を遥拝しつつ、般若心経や十一面観音菩薩、虚空蔵菩薩ご真言等をお唱えしました。岩の下では雨も凌げ、行場に適した岩場です。
 13時半、高賀山頂から北東へ下り、林道下り口からさらに北東へと下りましたが、尾根が分岐し、巨大な岩で尾根が切れていたりして分かりづらく、磁石を見て、とにかく北東へと続く尾根を下りました。明らかに登りとは違う尾根でしたが、下ってゆくと下方に沢が現れました。尾根は沢へと切れ落ちているようなので、左に見える、沢の左岸の尾根に取り付くと、尾根上に登ってきた時の道がありました。14時半、二つの沢の間の尾根取り付き着。
 北東へ北東へと、尾根を外さず下って無事下山できましたが、虚空蔵菩薩は艮(うしとら)即ち北東の守本尊です。無事下山できたのは、虚空蔵菩薩のお導きでありましょう。艮の方角に虚空蔵菩薩が祀られている例は、伊勢神宮や、白山越前馬場の平泉寺を始め、処々に見られます。
 15時前に那比本宮に戻り、般若心経と虚空蔵菩薩・十一面観音菩薩ご真言各七遍をお唱えしました。参道を下ると、自分の影が目前にあるので、振り返ると、拝殿の真上に太陽が輝いていました。思わず、虚空蔵菩薩の名号を称えながら投地礼しました。
 帰りは、高賀山六社の那比新宮と星宮神社、白山前宮の洲原神社に参拝し、高賀、白山両権現に改めて感謝しました。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝