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銀椀峰より白山遥拝






 越前大野の銀椀峰(銀杏峰)。10日朝4時10分、薄明の中ヘッドライトを点け、名松新道を登り始めました。30分ほど登って「見返りの松」に着き、振り返ると、経ヶ岳の後ろに白山三所権現(大汝峰、御前峰、別山)の山影を拝むことができました(写真1)。見上げれば中天に半月。
 5時前に背後の樹間より日が昇り、木々や山道があかね色に染まりました。やがて、荒島岳の左に昇った朝日に優美に浮かび上がる、白山の山並(写真2)。白山と朝日と荒島岳(写真5)に掌を合わせました。
 6時登頂。白山は逆光でうっすらとしか見えなくなりましたが、東に荒島岳、南は姥ヶ岳の背後に能郷白山と磯倉(写真3)、西には部子山が間近に。南東には屏風山の頂きが一際目立ちます。山頂からアザミ、ハクサンフウロ(写真4)、イブキトラノオなどの花咲く極楽平を散策しました。
 登山の楽しみは、自発的に「登らせていただく」ところにあります。もし、何かの為、お金の為とか名誉の為に「登らねばならない」のだとしたら、楽しみよりもむしろ苦しみが増すことでしょう。登山に限らず、仕事でも修行でも何でも、それ自体は苦でも楽でもありません。お金の為、生活の為、何かの為に「やらねばならない」と思いながらやれば苦しく、自発的に「やらせていただくのだ」と受け止めてやれば、楽しくやりがいが感じられます。苦楽・好き嫌いを作り出しているのは、自分の心ではないでしょうか。否応なく「・・・せねばならない」という思考のパターンを改めて、自発的に「・・・させていただきます」と受け止める所に、苦を楽に転ずる工夫が、智恵がありそうです。
 6時40分下山。鎌倉時代、山麓の宝慶寺を開山した寂円禅師が18年間坐禅し、美濃出身の豪族・伊自良氏の帰依を受けたと伝わる坐禅巌を、正面の山中に拝みつつ下りました。
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Haxanjunrei

松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝