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大白木山・明神山







 24日、根尾東谷の山を巡拝。上大須の明神大神に参拝し、朝4時半、折越峠から大白木山へ。大白木山は展望よく、岐阜市内などからも見える山ですが、その名を知る人は一般的には少ない山です。薄暗い林内をヘッドライトを点け急登。道は明瞭で、藪もさほど濃くはありません。30分程で稜線に出、先ずは東側の反射板へ。空はすでに明るく、雲はあるものの山上は雲の上です。西に大白木山頂の反射板がよく見えました。分岐に戻って大白木山へ向け西へ。振り返ると、日永岳の上空が日に金色に染まっていました。
 5時50分登頂。屏風山と左門岳の中奥に、うっすらと白山三山の姿を拝むことができました(写真4)。観音経を読誦。東には日永岳が一際目立ちます。西は樹が繁り、能郷白山は見えませんが、磯倉がわずかに見えました。立ち止まると小蝿が頭にたかってきます。写真撮るにも一苦労。
 6時半に下山、東の空を見つつ下ると、虹色の光の下に高賀の山並が現れていました(写真1)。高賀山の前には三尾山などの山々、さらにその左前は日永岳。奥美濃の美しい朝です。
 7時半前に折越峠に戻り、峠のお地蔵さまに参拝した後、車で上大須ダム奥の東河内谷へ。上大須の明神様が元々祀られていたという、明神山を目指しました。
 駐車場から河原を歩いて明神滝入口へ。河原には鹿がいました。滝入口の今にも崩壊しそうなハシゴを登ると、左の岩山に道らしきものがありました。急峻な岩山を攀じ登ってゆくと、尾根はさらに明神山の方へと続いていました。明神山へのダイレクト尾根です。尾根は急峻で痩せた上に藪も繁く、久々にワイルドな山行ができそうです。岩を急登してゆくと、眼下に東河内谷や明神滝(写真5)が見えてきました。滝や谷の背後には大白木山も現れ、上を見上げれば、陽光と明神山の神々しい姿(写真2)。密林を掻き分け踏み分け、岩を攀じ登ってゆくと、屏風山と能郷白山も見えてきました。山頂に近づくと潅木に笹藪も加わり、全身ドロドロになって11時登頂。桧の大木がある山頂は展望はないものの、涼しく静かです。ここでは虫もたかってきませんでした。泥まみれで、疲れて茫然と木に腰掛けていた為、木と一体化して見えたのでしょうか?
 般若心経と明神様ご宝号をお唱えし、11時半下山。来た道を戻るつもりでしたが、藪が濃い上に尾根がいくつも分岐しています。途中で一つ南の藪尾根に下ってしまい、隣の尾根上に、登って来た時の岩場があるのを発見して登り直し、正道に戻りました。「毫釐も差有れば天地懸かに隔たる」とは、まさにこのことでしょう。岩場にて能郷白山と屏風山を遥拝しつつ坐禅しました(写真6)。
 さらに下ってゆくと、尾根が分岐しては谷底に切れ落ちていたりして、来た道をまた見失ってしまいました。尾根を下れば断崖絶壁、谷へ下るにも絶壁。登り直したり山腹の藪を横切って隣の尾根へ・・・を繰り返しているうちに、持参した水分もとっくに底をつき、日も傾いてきました。またしても苦労して下った岩尾根が断崖絶壁で終わり、眼下には明神滝の水の音。右手に切り立った尾根があり、これこそが来た時の尾根でありましたが、疲労困憊して、岩尾根を登り直して隣の尾根に周りこむ気力もでません。このままここで一眠りしようか・・・とも思いましたが、何よりも先ず水が欲しい。危険を覚悟で、とにかく水がある処まで谷を下ることにしました。
 明神滝の水音を頼りに谷の藪を滑りつつ降りましたが、幸い、沢も絶壁もなく、17時すぎに明神滝の展望台に出ました。矢も盾もたまらずに滝へと下って、着のみ着のままで沢の中に飛び込みました。滝まで沢を上って、滝のシャワー(写真3)。滝に打たれながら般若心経をお唱えし、滝壺で三拝しました。水のなんとおいしく、冷たく、有難いことか。明神さまのお水で、本当に生き返りました。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝