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日岸山・よも太郎山~白山遥拝


 8月20日午前3時、満天の星空の下、白山美濃馬場・長瀧寺参拝。続いて石徹白へ行き、中居神社に参拝。曇っているようで空は真っ黒でした。4時15分に石徹白の大杉駐車場着。まだ暗いので空模様を見ながら休憩。雲も見えますが、星も見えていました。
 5時出発。今日は白山登山道ではなく、石徹白川沿いの林道を北上。大滝を過ぎて林道から藪中の踏み跡を辿ると、30分程で欄干の崩れた橋に出ました。橋を渡ると、沢登りの始まりです。早朝の冷たい水を北西へと遡ってゆきました。30分程で谷が北と西に分かれ、西へ。さらに10分程で南西からの本谷と西からの願教寺谷の分岐。願教寺谷を遡ってゆくと、6時20分、背後から日が射し、澄んだ沢の水が金色に染まりました。


 沢にはトリカブトやマルバダケブキ、チョウジなどが咲き、なだらかな沢を登るにつれて、北に願教寺山が、南西に日岸山が、北東には銚子ヶ峰が見えてきました。


水の流れが多い谷筋を選んで水分補給しつつ登ってゆくと、谷は南西に上って8時半頃ようやく水も少なくなってきました。やがて谷は笹藪に。背丈を越える笹を掻き分けて稜線を目指すと、北の願教寺山の後ろに三ノ峰と別山が、やがて9時には白山頂も姿を見せ、白山三所権現を遥拝。別山の前に三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰が順序よろしく並んでいます。


 稜線の笹藪は背丈くらいの高さですが、跳ね返りの強い頑固者ではなく、けっこう素直でした。登りは頭まで沈み下りは浮かんで、笹の海原を快適に泳ぎました。9時半、日岸山登頂。笹越しに素晴らしい展望です。北は願教寺山の後ろに三ノ峰、その右後ろに別山、左後ろに白山頂御前峰と大汝峰。別山の大平壁がよく見えます(冒頭写真)。南には薙刀山、左後ろに滝波山・平家岳、右後ろに屏風山。左奥には高賀山も見えています。


南東は石徹白から桧峠、白鳥まで見えました。南西には荒島岳、銀杏峯、部子山、大野盆地。能郷白山は雲を被っていました。西には経ヶ岳、赤兎山、大長山が目の前に。白山に向かって観音経をお唱えしました。爽やかな山頂の空を、二羽の揚羽蝶が戯れつつ舞っていました。


 10時10分下山。別山も白山頂も次第に雲に覆われてきました。稜線を戻りさらに尾根伝いによも太郎山へ。日岸山とよも太郎山の鞍部への下りはかなり急でしたが、笹がクッションになって難なく下れました。よも太郎山への登りは、途中、笹に灌木が混じって少々難儀しました。灌木の間に泥がある処があり、両足が膝まで沈みました。日岸山から一時間でよも太郎山登頂。白山頂は雲に隠れてしまいましたが、別山は再び姿を現しました。赤トンボがあちこちにいます。笹の中でリュックを坐蒲代わりにして正午まで坐禅。


 下りは、よも太郎山と願教寺山の鞍部から願教寺谷を下ることに。灌木と笹の藪を北東へ、願教寺山の崩れた山肌を見つつ下ってゆきました。30分程で鞍部に。此処はかつては願教寺越えの峠のあった処ですが、打波側(西側)は山肌が完全に崩れてしまっています。赤兎山と大長山を背景に小池公園の駐車場が見えました。


 願教寺谷を藪漕ぎしつつ東へ20分程下ると、ようやく水が流れ出し、藪漕ぎから沢下りへ。さらに20分程で右からの沢と合流。登りに遡上した沢です。沢の水で体を冷やし、喉を潤し、花を愛でつつ下ること二時間半。無事、欄干の壊れた橋に着きました。橋上で二山と願教寺谷の方に向かって投地礼。16時に大杉駐車場へ戻りました。
 充実した11時間を、過ごさせていただきました。


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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝