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日永岳~笹畑山縦走


 山県市の最奥、神崎川源流位置する、日永岳と笹畑山。日永岳には今年2月、冬期通行止めの伊住戸からカンジキを履いて四時間かけて登りましたが、冷たい北西風に雪が舞い、展望はありませんでした。今回はどうでしょうか?
 7日朝6時10分にガッパ谷の車止めを出発。登山道を登ってゆくと、7時前に東の尾根から日が射してきました。


7時すぎ、峠に出ると、南西に伊吹山の丸い頭がうっすらと見えました。稜線を西へと登ってゆくと、南東に高賀山の姿。虚空蔵菩薩のご真言をお唱えしました。
 笹中の道を歩いて7時半に日永岳登頂。山頂東の藪中の枯木に立ち、北に平家岳、美濃平家岳、滝波山を遥拝しました。


平家岳の左肩に、白山の山かげがおぼろに見えました。白山に向かって観音経を読誦。滝波山の右側には、鷲ヶ岳や白尾山の山並。東~南東は、笹畑山の右奥に高賀山と三尾山。


 山頂手前の反射板の下からは、西~北西の山々を遥拝できました。西に大白木山が見え、その右に、能郷白山、姥ヶ岳、部子山、銀杏峯、屏風山。


能郷白山に向かって般若心経をお唱えし、反射板の台石に正身端坐しました。
「一切の業障の海は、皆、妄想より生ず。若し懺悔せんと欲せば、端坐して実相を思え。衆罪は霜露の如し、慧日能く消除す。是の故に応に至心に、六情根を懺悔すべし…」(観普賢経)
 9時に下山し、峠に戻って稜線上を東へ。笹畑山へと続く藪尾根です。9時50分に1129mピーク着。藪が酷ければ此処から尾根を南下して下山するつもりでしたが、此処までは藪中にかすかな踏み跡もあり(獣が通るのでしょう)、思っていたほどの困難はありませんでした。
 しかし、此処から北東へと下ってゆく尾根は、完全な藪でした。尾根上は木が生え放題、あまりのきつさに、一旦斜面に下って休憩したほどでしたが、樹に登れば日永岳と笹畑山の位置が確認でき、尾根を間違う心配はありません。11時すぎ、樹上から西に日永岳、東に笹畑山が見え、尾根が南東へと下っているのを確認し、激藪の尾根に別れを告げて南東へと下りました。この尾根にはすぐに踏み跡が現れ、一安心。激藪を漕いだ後では、踏み跡も立派な登山道に見えます。樹間に笹畑山と高賀山を望みつつ縦走。


11時40分、サルスベリの木に登って、東に笹畑山への尾根が下っているのを確認(1045mピーク付近)。南下してきた尾根から、東への尾根に乗り換えました。
 この尾根も、先ほどのジャングル尾根に比べればはるかに快適な藪道です。鞍部からいよいよ笹畑山への登りに入り、12時半登頂。


山頂は笹や高木に覆われ、樹に登っても北側の展望は得られませんでした。樹上からは北東に鷲ヶ岳、白尾山等の山並がうっすらと見えました。北面して般若心経をお唱えし、13時に下山。
 戻りはジャングル尾根への登りを避ける為、途中で南への尾根に付き、神崎川最上流の谷に下ることにしました。笹畑山から西へと下り、北へ派生する尾根を下りかけてすぐに気付き、西へ。道を間違えたおかげで、樹間に日永岳がよく見えました(冒頭写真)。さらに尾根を西へ進むと、13時40分、南側に尾根が分岐するピークに着きました。此処から西へ下れば、鞍部を経てサルスベリのピークです。南の尾根へと下りました。けっこう急な尾根ですが藪は薄く、快調に下ってゆくと、14時10分、右下に谷が見えてきました。谷の下には堰もあります。谷に下って洗面し、渇いたのどを潤しました。


谷を渡った処に、石窟があります。


中は、大人が一人なんとか寝泊まりできるくらいの広さ。宗教的な遺構でしょうか、それとも、古墳でしょうか?念仏をお唱えし、投地礼して山と水と神仏の恩恵を感謝。
 14時半出発。堰のすぐ下に林道が現れ、林道を20分ほど下るとガッパ谷の林道に出ました。ガッパ谷沿いに10分歩いて車止めに無事到着。山と対話しながらの、即興的な周回でした。
 帰りに、神崎川沿いに祀ってある不動明王に参拝。カロリーメイトをお供えし、不動明王ご真言と白山権現ご宝号をお唱えしました。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝