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但行禮拜

十一月二十一日


 朝、岐阜の私のねぐらの裏山から、高賀山の左に白山を遥拝。左から別山、大汝峰、御前峰と並ぶ真白きお山に向かって般若心経をお唱えし、投地礼しました。

十一月二十二日


 夕方、岐阜を発ち、越前大野へ。途中、美越国境の油坂の手前から、雪を被った大日ヶ岳を拝みました。銀椀峰麓の禅寺に着いたのは、十八時すぎでした。

十一月二十三日、二十四日
 三千礼拝行。早朝から夜まで、但だ、礼拝を行じました。法華経に、常不軽菩薩が出会った人毎に礼拝をし、「私はあなた方を敬い、けっして軽んじません。なぜなら、あなた方は皆、菩薩の道を行じて、必ず仏となるのですから」と言った、とあります。「但行礼拝」。回峯行の本質は、歩くことではなく、但だ礼拝を行じることにある、と、比叡山千日回峯の行者さまもお教えになっておられますが、巡礼や登拝の本質も、「但行礼拝」にこそあるといえるのではないでしょうか。

十一月二十五日
 三千の諸仏への礼拝を無事に行じることができ、僧堂の皆様、行を共にされた皆様、本当に有難うございました。夕方、お寺を開山された寂円禅師が十八年間の坐禅三昧を行じたという「坐禅巌」へ向かう途中、経ヶ岳の後ろに頭を出す大汝峰・御前峰と、その右に聳える別山の白山三所権現を遥拝しました。


別山から右へは石徹白の山々が連なり、その右は荒島岳。
 坐禅巌に参拝し、銀椀峰を目前に正身端坐。


坐禅巌からさらに尾根まで登って、藪中の樹上から拝んだ白山三所権現。


樹上で観音経をお唱えし、樹下で投地礼をしました。三千拝は無事終わりましたが、それは「但行礼拝」の新たな始まりでもありました。礼拝行に、終わりはありません。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝