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汾陽寺山~白山遥拝

 21日夜明け前、武芸川町の寺尾ヶ原から汾陽寺山へ。7時前に鉄塔に着くと、北に白山御前峰と大汝峰が既に姿を現していました。別山は雲に見え隠れしていました。


西には、雪をかぶった金糞岳や小津の山々、そして7時半前、東の権現山の真上に日が昇りました。



 白山はますます白さを増してゆき、左から別山、大汝峰、御前峰と並んだ三所権現が全き姿を現しました。


白山の左には蕪山と三尾の山々、右には高賀の山々が控えています。


白山に向かって観音経と十一面観世音菩薩、阿弥陀如来、聖観世音菩薩のご真言をお唱えし、冷たい風の中、鉄塔下に身を正して坐しました。
 8時まで白山を遥拝した後、西へと続く鉄塔巡視路を一旦下って一つ西の尾根に取りつき、汾陽寺山頂へ。木が繁って展望はありません。この山は東西にとても長い山頂部を持つ山です。いつもは、先の鉄塔から巡視路を滝へと下るのですが、今日は山頂部の尾根を伝って谷の最上部に出、滝へ下ることにしました。
 山頂から西へ、頂部の尾根に道らしきものはありますが、相変わらず展望はありません。8時半頃、南東の汾陽寺方面と南西の中洞方面への分岐を過ぎて、北への尾根を下りました。樹間に御嶽山が見えました。やがて山腹をトラバースして谷へ下り、9時前に紅葉ヶ滝に参拝。


さらに鉄塔巡視路を西に登って、早朝坐した鉄塔の一つ西の鉄塔に出ました。
 この辺りからは、白山は御前峰と大汝峰がかろうじて見えますが、別山は見えません。東から南にかけて、汾陽寺山の長い山並が見渡せました。


標高500m程の広い山頂部からは、いくつもの尾根と谷がほぼ平行に並んでいます。数えてみると尾根は八つありました。汾陽寺山を前に坐していると、此処から尾根伝いに汾陽寺の山並を駈け巡りたい、という衝動に駈られました。
 鉄塔巡視路をさらに西へ走り、一つ西の尾根を巡視路とは逆方向の南へ進みました。樹間に伊吹山の姿が拝めました。


やがて汾陽寺山頂部に出て東へと進み、鉄塔から45分程で山頂着。南に金華山や岐阜市街が見渡せました。


 山頂から、早朝坐した鉄塔へ下ると、白山は一段と白く輝いていました。


西には金糞岳


北西には舟伏山、日永岳、ドウの天井。北東に御嶽山も見えていましたが、白山のあまりの白さを前にすると、他の山々は皆、色あせてしまいます。
 悪人が改心して善人になることを更生といいますが、白山の白光を前にしていると、己のような悪人が更生するには、まず死なねばならない、一度死なねば更生などできるわけがない、と思わずにはおれませんでした。白山の清浄なお姿の御前では、どんな屁理屈も言い逃れも、色あせてしまいます。
 いつか、白山権現と対話しつつ雪山で死にたい、そう思うことがあります。しかし、それまでにはまだまだ、放浪を続けなくてはならないでしょう。山でも、娑婆でも…。真白きお山に向かって投地礼をし、山を下りました。
 「臨終のときまでは 一向に妄念の凡夫にて あるべきぞと心得て念佛すれば 来迎にあづかりて 蓮臺にのるときこそ妄念をひるがえしてさとりの心とはなれ。」(恵心僧都「念佛法語」)
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝