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御前山登拝


 24日朝6時、飛騨・萩原の上村白山神社に参拝し、幕末や昭和に奉納された観音さまを巡拝しつつ山道を登ってゆきました。全く雪を踏むことなく、7時に鷹巣岩から萩原の町と飛騨川を一望。白山方面はまだ靄に覆われていました。東へと高度を上げてゆき、7時半、七合目の油坂観音に着くと、正面の稜線上に日が昇ってきました。


弘化3年(1846)奉納の観音さまの隣に、昭和56年奉納の可愛らしい十一面観音さま。錫杖の頭が十字のようにも見えます。
 さらに登って1341m三角点で主稜線に出ると、北西の樹間に、雲に浮かぶ白山の姿が見えてきました。山道にようやく残雪が現れ、八合目の石楠花観音からは雪山らしくなってきました。


引き締まった雪を登りながら、雲上に別山・御前峰・大汝峰の白山三所権現を遥拝。


焼堂観音で白山を背景に観音経をお唱えしました。


 九合目に着くと、御嶽山の雄大な姿が現れてきました。9時登頂(冒頭写真)。山頂の観音さまのご宝前で般若心経を読誦。お堂の後ろの岩に登ると、目の前に御嶽山。さらに乗鞍岳から槍ヶ岳、笠ヶ岳。北西の樹越しには白山。



御嶽山と対面し、岩上に正身端坐しました。
 「不生不滅、不垢不浄、不増不減…」こうして誰もいない山上に登って白い峰々を前に坐す時、得るものも失うものも、何もないのを感じます。山は、あるがままにありました。見栄も肩書も、高ぶりも卑下もなく。それ以上でも、それ以下でもなく…。風は冷たく、日を受けた岩の表面は温かでした。空は次第に白っぽくなり、白山は雲に見え隠れ。御嶽山の上空には幾筋もの飛行機雲。
 10時に下山。少し緩んできた雪上を下ってゆきました。真っ白な白山が雲に隠れると、白山の左手の烏帽子岳や右手の位山の白い山並が目立ちます。油坂観音から急坂を下って11時に六合目に着くと、やわらかな陽射しを浴びた観音さまが立っておられました。


七合目の観音さまと同様の、愛らしい十一面観音さまです。延命十句観音経をお唱えしました。
 鷹巣岩に戻ると、萩原の町の彼方に白山がうっすらと見えていました。


白山に感謝をし、町へと下ってゆきました。走り去るカモシカを見送り、一合目の白山地蔵を拝んで正午すぎに上村白山神社着。白山と観音さまを拝みながらの、静かな信仰の道でした。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝