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白雲山~北尾根彷徨


 6月1日早朝、白鳥で参禅後、大和町剣(つるぎ)の金剱神社に参拝しました。


加賀の白山七社の一つ、鶴来(つるぎ)の金劔宮を、奈良時代に長良川畔の此の地に勧請した、と伝えられています。不動明王ご真言と白山権現ご宝号をお唱えし、脇の稲荷大明神にも参拝しました。
 8時半、道の駅やまとに車を停め、聖徳太子堂に参拝して白雲山へ。西国三十三所の観音さまの石像を一番(那智山)から巡拝しつつ登り、15分程で観音堂着。


般若心経をお唱えしました。二十番以降の観音さまは下りに巡拝することにし、此処から北に続く尾根の舗装された林道を登ってゆきました。茂みにはキツネの姿が見られ、ふと金剱神社のお稲荷さんを思い出しました。
 9時10分に峠の林道を横切って未舗装の林道に入ると、キツネが行儀よく座して出迎えてくれました(冒頭写真)。まるで「ようこそいらっしゃいました」とでも言わんばかりです。「おじゃまします」と、山に入ってゆきました。鉄塔を二つ経て9時半に639.8m三角点着。


樹が茂って展望はありませんが、林道をさらに北へ進むと、北東に白尾山の姿が見えました。


林道は下っては上り、次第に草丈も伸び、大きな倒木が道を塞いでいる処もありました。やがて10時前、林道終点着。構わずさらに北へ藪を登ると、尾根は南西に向きを変え、西側の展望が開けました。


西の眼下には貯水池があり、北には谷を挟んで557m峰。見晴らしのよい急斜面を貯水池まで下ってゆくと、カモシカがいました。


10時15分貯水池着、来た尾根を振り返りました。


池から西へと低い藪を登ると、北西~北に毘沙門岳、桧峠、大日ヶ岳が遥拝できました。


桧峠の彼方にうっすらと見えるのは願教寺山でしょう。まだ雪が少し残っています。そして願教寺山の右方には、残雪の三ノ峰がうっすらと拝めました。


坐して観音経、白山三所権現ご真言・ご宝号、並びに大日如来、毘沙門天ご真言をお唱えしました。
 すぐ南には鉄塔があり、谷筋へと林道が下っていたので、来た道ではなくこの林道を11時に下山。少し下ると道は舗装され、下ってゆく道と山腹を南に続く道に分岐。山腹の道を延々と歩いて正午前、行儀のよいキツネさんに出会った峠に出ました。右折し、白雲山の林道を歩きつつ路傍の水神さまや「伝 大和尚之墓」に掌を合わせ、12時半に観音堂に戻りました。二十番からの観音さまのご真言をお唱えしつつ下山。白山中宮長瀧寺寄進の観音さまの前では、延命十句観音経と、十一面観音菩薩、即ち白山権現ご真言をお唱えしました。


三十三番(谷汲山)まで巡拝を終え、道の駅に戻りました。
 即興的な山行の中、お稲荷さんはキツネとして現われ、諸仏菩薩は白山連峰として、白山は麗しい観音さまとして現われ、前と後が相即しているのを感じました。それらの体験は、下山後の日常生活、さらには次なる登拝とも繋がっているのでしょう。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝