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観音洞~タカネ・高賀山登拝

 私の場合、半月もまともな山行に行かないと、間違いなく「禁断症状」が起きてしまいます。
 7月3日朝5時前、雨がそぼ降る中、板取の白谷観音堂に参拝。般若心経と十一面観音菩薩ご真言、白山権現ご宝号をお唱えしました。


すぐ近くの白谷あじさい園の紫陽花は満開。アナノコの山並は、山頂部が雲を被っていました。


 観音洞沿いの林道に車を進め、林道終点に駐車。今日はタカネまで藪漕ぎをするつもりで来ましたが、雨で山の姿が確認できない為、慎重にルートを選ばねばなりません。高賀山の西に鎮座するタカネは、頂部中央の窪みの左右に二つのピークを持つ、均整のとれた姿のよい山で、何故この山が高賀三山に含まれていないのか不思議なくらいです。昔は白谷嶽と呼ばれていたようです。
 林道終点手前に北へと上る山道があったので、5時50分に出発。谷の左岸に山道が続き、堰を過ぎると渓流沿いに踏み跡が北上していました。荒れてはいるものの道は明瞭で、古道といった趣です。右岸に渡って登ってゆくと、やがてナメ滝が現われました。


さらに登ってゆくと谷の水は涸れ、谷のゴロ石を登って左手の尾根に付き、6時40分、石垣のある遺構に出ました。炭焼き小屋の跡でしょうか?


尾根上に南面した、見晴らしのよい処です。合掌して一休みしました。
 此処から上は、まるで石の庭園といった感じです。


石の間を北へ北へと登ってゆくと、さらに上には大きな岩が並んでいました。丈の低い藪を登って稜線(927m地点)に出、東へ。尾根上には巨大な岩が立ち並び、岩の間を縫って縦走。


7時半、白谷嶽(タカネ)に着きました。雨で視界は全くありません。


北面して白山に観音経をお唱えしました。
 タカネからは高賀山へ縦走。すぐ隣の高賀山ですが、雨で姿が見えません。丈の低い藪を踏み分け、8時40分、山頂手前の大岩着。岩上は晴れていれば見晴らしがよいのですが、岩の下は雨宿りにうってつけです。


雨は全く止む気配がありません。10分程で高賀山登頂。


般若心経、虚空蔵菩薩及び十一面観音菩薩ご真言をお唱えし、峯稚児神社へと向かいました。山道には百合や小紫陽花が咲いていました。


 9時15分、峯稚児神社に参拝。


雨の高賀山はとても静かです。高賀山頂に戻って大岩に下る途中、山腹で小紫陽花の星を散りばめたような花を拝みました。


10時前に大岩に戻り、岩の庇の下で正身端坐。


 雨が天から降り、樹々が風に揺れています。雨は樹々や岩を伝って、谷へと流れてゆきます。「無縁の慈悲」という言葉があります。無縁の慈悲とは、如来の、仏さまの慈悲のことです。仏さまの慈悲は無条件、無差別です。お釈迦さまは「一切の衆をして、我が如く等しくして異なることなからしめん」との誓願を立てました。阿弥陀さまの念仏往生の本願も、十方の衆生を何としても救わん、との願でありましょう。それは譬えるなら、地球の引力によって私たちが皆、地上で生活できているようなものではないでしょうか。私がこうして岩に坐していられるように。地球が、気に入らない者を宇宙に放り出したりはしないように、仏さまはどんな人をも見捨てることはないでしょう、私のような狂愚の悪人でさえ…。仏さまから見れば、私たち凡夫は皆、「健常者」などではないでしょう。
 30分程して坐を立ち、下山。白谷嶽(タカネ)から巨岩の尾根を西に下り、927m地点から南へ。石だらけの斜面を磁石を確認しつつ南下してゆくと、石垣の遺構に出ました。谷へ下り、谷の水を全身に被って、観音洞と一つになって下ってゆきました。


 13時前、無事に駐車地点へ。観音洞の林道を下り、白谷の観音さまの御前で延命十句観音経を読誦しました。

 観世音南無仏。與仏有因。與仏有縁。仏法僧縁。常楽我浄。朝念観世音。暮念観世音。念念従心起。念念不離心。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝