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初冠雪


 台風一過で秋晴れとなった17日昼前、我がねぐらの窓から北を望むと、白山がありませんでした…。瞳を凝らしてよく見ると、白山は白くなっていたのでした。矢も楯もたまらずに裏山に登ると、冠雪した白山三所権現を拝むことができました(冒頭写真)。別山はまだ黒く見えますが、大汝峰と御前峰は白く輝いていました。合掌して般若心経を読誦し、白山三所権現のご真言とご宝号をお唱えしました。
 翌朝、日の出前に私の「白山遥拝所」の一つに登ってみました。6時すぎ、雲に覆われた恵那山の上の雲間から朝日が差しましたが、北の空、大洞・アナノコ・蕪山とタカネ・高賀山の間には雲があるばかり、白山は見えませんでした。



これから益々、白山には雪が降り積もってゆくことでしょう。そして次に姿を現わす時には、一段と白く輝いていることでしょう。辺りはまだまだ葉が色づいていませんが、冬は確実に白山の方からやってくることでしょう。目に見えなくとも、白山に帰依する心は全く変わりありません。正身端坐して観音経を読誦しました。
 白山を登拝すること、遥拝すること、それは、山との一対一の対話、大自然との対話、ちっぽけな己を超えたものとの対話に他なりません。白山は私を苦しみの渦から救い、苦難の中を自分で歩む経験と勘を、勇気と畏れを与え、私を順礼にし、私を罪人にし、私にも仏性があることと私は糞たれにすぎないことを教え、仏も神も一つのものの仮の名にすぎないことを教えてくださいます。
 願わくは、白山の見える時だけでなく白山の見えぬ時こそ白山を拝まん。観音さまの御前だけでなく観音さまのおられぬ処にこそ観音さまを拝まん。
南無白山妙理大権現
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝