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大白木山より白山遥拝


 12月8日は、お釈迦さまが菩提樹の下で覚りを開かれた日です。
 勤務明けでしたが、北陸の貴重な晴れ間にジッとしていることは不可能です。着の身着のまま、根尾の大白木山へと向かいました。
 11時すぎに折越峠のお地蔵さまに掌を合わせ、北東にうっすらと雪を被ったドウの天井を拝んで出発。



いきなり目に飛び込んできたのは、真っ白な能郷白山。


般若心経をお唱えしました。山道を登るにつれて能郷白山の右には姥ヶ岳も見え、30分程登ると北に屏風山と、一段と白い白山のお姿。


白山三所権現のご真言とご宝号をお唱えしました。
 山道は日陰にはうっすらと雪がありますが、日当たりのよい所にはありませんでした。


大白木山頂に近づくとさすがに雪は増え、山道は雪を被った草木に覆われていました。



拾った樹の枝を杖に使いました。
 12時20分登頂。北西には能郷白山南の磯倉を遥拝。


そして北には白山。


白山の左には屏風山と荒島岳、右には平家岳と美濃平家岳が控えています。北東にはドウの天井から日永岳の山並の背後に、北アルプス・乗鞍岳・御嶽山。


東側は中央アルプス、高賀山の背後には遠く南アルプスの山並。さらに右に恵那山。山頂は凍てつく寒さ、反射板のつららが落ちてきます。運動靴も軍手も雪に濡れ、体をブルブル震わせながら反射板の下に坐しました。
 ただただ真っ白な白山と対面していると、妄想も執着も静まります。大汝峰・御前峰・別山をはじめとする峰々は、一つの清浄なお姿、あるがままのお姿を現わしていました。
「奇なる哉奇なる哉、一切衆生悉く皆如来の智慧徳相を具有す。ただ妄想執着あるがゆえに証得せず。」
お釈迦さまが覚られた時の語です。お釈迦さまの教えに順って正しく(柔軟に)行動できるよう努め、妄想や執着、偏見や差別を為してしまっていないか、絶えず己を省みてゆきたいものであります。
 如来寿量品偈や十如是を読誦して14時まで白山と相見し、釈尊と白山妙理権現に投地礼をして下山。南には舟伏山の右後ろに百々ヶ峰や金華山。


白山を拝みつつ下り、白山が見えなくなると能郷白山を拝み、15時に折越峠へ。
 白山を拝むこと、それはお釈迦さまの覚られた妙理を、仏法を拝むことでもありました。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝