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白山越前禅定道~釈迦岳登拝


 5月6日午前3時、白山越前馬場・平泉寺に参拝。


真っ暗な参道を歩いて白山妙理大権現・越南知大権現・別山大権現の白山三所権現、および開山泰澄大師にお参りし、車で白峰・市ノ瀬へと向かいました。


桜咲く市ノ瀬を4時半すぎに歩き始め、六万山を経て6時前に指尾山に着くと、大汝峰・御前峰の右に朝日が昇ってきました。


御前峰・大汝峰・別山の白山三所権現を遥拝して般若心経を読誦。六万山まではほとんど雪を踏むことがありませんでしたが指尾山からは残雪もあり、アイゼンを装着。仏像のある岩窟からさらに上へ登ってゆくと、シャクナゲが咲いていました。右手には別山と御舎利山を遥拝。


7時に慶松平から雪の尾根を直登し、殿ヶ池に8時着。二年前まではよく使わせていただいた避難小屋は、解体されて更地のまま。いつ再建されるのでしょう…。南に別山、北西に釈迦岳、南西には登ってきた越前禅定道の彼方に、赤兎山・経ヶ岳・大長山。




 8時半に弥陀ヶ原に出、白山頂御前峰を遥拝。


山頂部の風は、さすがに凍てつく寒さです。9時前、室堂着。


高天原を経て30分程で登頂し、白山奥宮にて観音経をお唱えしました。


北に剣ヶ峰、北西に大汝峰。



御前峰から剣ヶ峰へ縦走しようと思っておりましたが、御前峰からご内陣への北斜面は雪が硬く、アイゼンを履いても急斜面では危なっかしいので、六地蔵から御宝庫の麓をぐるりと回ってご内陣に入りました。


10時すぎ、剣ヶ峰登頂。南に御前峰、北西に大汝峰を拝みました。



剣ヶ峰の岩尾根を縦走して翠ヶ池へと下り、まだ雪に覆われ一部が三日月状に現われているのみの池を前に正身端坐しました。


 泰澄大師の前に十一面観音菩薩が示現したという翠ヶ池は、只、真っ白でありました。其処にはアアもコウも、オレもアイツも、我他も彼此もありませんでした。
「衆生本来仏なり 水と氷の如くにて 水を離れて氷なく 衆生の外に仏なし…」(白隠禅師坐禅和讃)。
如何なる人にも平等に備わっている「仏性」を拝み、投地礼をしました。翠ヶ池の東から尾根を北へ登り、池の向こうに御前峰を遥拝(冒頭写真)。大汝峰に登り始めると霧に覆われ、御前峰も剣ヶ峰も見えなくなりました。11時半すぎに大汝峰登頂。


大汝峰本地・阿弥陀如来ご宝前にて念仏をお唱えしました。何も見えない霧の中では、私を見ておられるのは白山権現のみです。
 石上に坐していると、目の前の雪上を雲の薄影が次々と東へ流れゆき、やがて御前峰と剣ヶ峰がお姿を現わしました。


東側には北アルプス・乗鞍岳・御嶽山も姿を現わしました。


12時半に下山、大汝峰から北西へ雪の斜面を下ってゆきました。眼下を、加賀禅定道が七倉山の彼方へと続いています。


20分程で御手水鉢に下り、山腹の登山道ではなく、凍ったハイマツの上を歩いて尾根を直登しました。


七倉山を経て北竜ヶ馬場に13時20分着、ピーク上から大汝峰を拝みました。


釈迦岳へと続く尾根の雪上を大汝峰・御前峰・別山に見守られつつ下へ。


やがて釈迦岳が目の前に見えてきました。


 15時すぎ、白山釈迦岳登頂。東に大汝峰・御前峰、南東に御舎利山・別山を遥拝。



舎利礼文と釈尊・白山三所権現ご真言・ご宝号をお唱えし、雪上のハイマツに坐しました。
「汝是当成仏 我是已成仏 常作如是信 戒品已具足…」(「梵網菩薩戒経偈」)。
仏教の五つの戒(不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不飲酒)の実践は、私たち凡夫にはなかなか難しいものであります。しかし、その根底にあるのは、お互いの仏性を信じ合い、拝み合うことではないでしょうか。
 15時半に下山、登山道は雪の下。下方に見える指尾山を目指して下ってゆきました。


やがて藪の中に突入、急な谷筋を喉を潤しつつ下り、17時に林道に着陸。最後はやはり、藪漕ぎでした。白山妙理大権現に感謝。此処が着陸地点。


目の前には、湯の谷を隔てて指尾山が聳え立っていました。


林道を10分程下った処が釈迦岳登山道入口でした。桜を見つつ林道を下ってゆき、17時半に白峰神社参拝。市ノ瀬に着いたのは、18時すぎでした。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝