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一志正白山/尼ヶ岳~学能堂巡拝

 6月15日朝4時半、伊勢川口の白山権現に参拝。


山全体が境内、山上に本殿が鎮座しています。伊勢・一志郡にあった七白山の中の正白山。山中には白山本地・十一面観音菩薩を祀る真言院や白山権現御影向の石などがあり、かつては大日堂や八幡社も建っていたそうです。


拝殿にて白山三所権現ご宝号、真言院にて般若心経と白山本地・十一面観音菩薩、阿弥陀如来、聖観音菩薩ご真言をお唱えしました。明治の神仏分離によって加賀の本宮白山寺が廃され、白山比メ神社と改称した為、此処も現在は白山比メ神社となっていますが、時代によって名や形は変わっても白山の本地は不変です。境内に社殿と寺院が共存したまま村社として今も信仰されていることを、有難く思いました。
 白山町から美杉村へ向かい、桜峠へ。峠の下の尼ヶ岳登山口に駐車し、5時半前出発。涼しく静かな登山道の階段を延々と登り、40分程で尼ヶ岳に登頂しました。


南西に倶留尊(くろそ)山がうっすらと見え、南には大洞山を遥拝。


大洞山へと縦走し、7時に大洞山雄岳着。倶留尊山を前に正身端坐しました。


倶留尊(くるそん)仏とは、お釈迦さま以前の過去七仏のお一人です。倶留尊仏、釈迦牟尼仏を含む七仏共通の教えがあります。
「諸悪莫作 諸善奉行 自浄其意 是諸仏教」
悪事を為していないか、それは本当に善いことなのか、絶えず己れを省みてゆかねばなりません。
 7時半に雌岳着、南に学能堂山を遥拝。


三多気へと下ってゆくと、藤堂池という静かな池がありました。


8時すぎ、真福院に参拝、本尊・蔵王権現と役行者ご真言をお唱えしました。



三多気の民家の茅葺き屋根越しに学能堂山を拝み、理源大師が植えたと伝わる桜並木を下って8時半すぎに伊勢本街道杉平に下りました。
 杉平から学能堂山へ。林道を経て沢沿いに登ってゆくと、サワガニがいました。


やがて勾配がキツくなり沢の水も涸れ、額に汗しつつ急登。途中、コアジサイの花が疲れを癒してくれました。杉平から一時間で学能堂登頂。北に大洞山と尼ヶ岳。


南東に尖った局ヶ岳、南に三峰山などの山並が聳え立ち、西には尖った高見山がうっすらと拝めました。



文殊菩薩ご真言をお唱えし、西面して正身端坐。山上をアサギマダラなど色とりどりの蝶が舞い、麓の谷間からは様々な鳥の声。西から爽やかな風が吹き、ハエや甲虫の羽音がつぶやき、上空には大きな白い雲。このはかない一生において、己れの本当に為すべきことは何か。諸悪を為す莫れ、諸善を奉行せよ、自ら其の意を浄くす、是れ諸仏の教えなり…。
 10時半すぎ下山。星を散りばめたようなコアジサイの花を見つつ急斜面を下ってゆきました。


11時半、麓の栄昌寺で念仏をお唱えし、大洞山へ。


真福院に戻り、急な山道を登って12時半、雌岳より雄岳と尼ヶ岳を遥拝しました。


雄岳を経て苔むした石の並ぶ涼しいピークで暫し坐し、13時半に倉骨峠に下りました。


尼ヶ岳への最後の登りは、勾配の穏やかなうちに歩きながら身心を休め、呼吸と歩調を合わせて急登。汗が目にしみます。14時に尼ヶ岳着、大洞山と学能堂山を振り返りました。


北面して白山に向かって投地礼をし、下山。階段を只管下って15時前に登山口に降りました。
 帰路、再び川口の白山権現に参拝。苔むす参道を下から登拝し、白山妙理大権現に感謝しました。


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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝