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白山登拝(大白川~ゴマ平)上

 10月28日未明、白山・大白川登山口を目指して高速道路に乗りましたが、夜間工事の為、白鳥から北は通行止。白鳥で高速道路を降り、満天の星空の下、白山美濃馬場中宮・長瀧寺に参拝しました。大講堂の上にはオリオン座が輝き、上空を流れ星が光って消えました。
 国道を北上して6時に大白川登山口着。涼しい風の中、登山道を登ってゆきました。大倉山を過ぎると山道はうっすらと霜に覆われ、上に御前峰と剣ヶ峰を遥拝。


山頂部は冠雪していませんが、剣ヶ峰の北側斜面は真っ白でした。手袋とカイロを取り出し、山頂部へと登ってゆきました。
 9時に室堂着。北から凍てつく突風が吹きつけていました。室堂の白山社は、建て替えの為でしょうか、解体されていました。


山頂へと登るにつれて風はますます強くなり、眼鏡が飛ばされぬように眼鏡ストラップを付けました。9時半、御前峰登頂。積雪はありません。白山奥宮にて観音経を読誦し、北に剣ヶ峰と大汝峰を遥拝。



剣ヶ峰も大汝峰も山頂に雪は見られませんが、中宮道・北縦走路方面に下る山肌は雪に覆われていました。御前峰から大汝峰方面へ進もうとしましたが、御前峰頂部の北風は凄まじく、二本足で歩くことなど不可能。四つん這いになって地面にしがみつくのがやっとでした。一旦、白山奥宮に戻り、室堂に下って御前峰の西山腹を迂回することにしました。



 千蛇ヶ池の万年雪と御宝庫を拝み、目前に聳える大汝峰に念仏をお唱えしました。



この突風では大汝峰に登るのも危険です。明日登拝することにして、翠ヶ池方面に向かいました。凍った血の池の奥には剣ヶ峰。


11時に翠ヶ池着、澄んだブルーの翠ヶ池は、剣ヶ峰から吹き下ろす風にさざ波を立てていました。


池畔に坐して般若心経と十一面観音菩薩ご真言・白山権現ご宝号をお唱えしました。
 翠ヶ池の西を北上して中宮道・北縦走路を下ってゆくと、ハイマツが凍っていました。


剣ヶ峰や翠ヶ池の北側斜面もうっすらと雪を被っています。



前方に聳える2349m峰は、一際白く雪化粧していました。


12時半、2349m峰より御前峰・剣ヶ峰・大汝峰を遥拝。


南側には別山も拝めました。


北弥陀ヶ原の木道は雪で湿って歩きにくく、滑りました。
 13時半前、地獄覗(じごくのぞき)着。火の御子峰の山肌が、霧の間にわずかに見えました。


うぐいす平を過ぎると東に奥三方岳、北に間名古の頭が姿を現わしました。



かつて、残雪期に三方崩山から奥三方岳、間名古の頭を経て大汝峰まで縦走した際、地獄覗の南で雪の割れ目に2m以上転落したことがあります。登拝に万全を期すことは当然でありますが、登拝前夜は、これが最期の食事になるかもしれない、という覚悟をしているのも事実。生かされるも生かされぬも、すべては白山妙理大権現の思し召しのままに…。
 間名古の頭の西をトラバースして霧と冷たい風の中を歩き、15時すぎにゴマ平避難小屋着。


勤行をして寝袋にくるまりました。強い風が続いていましたが、夜半にはおさまりました。北西に、麓の町の灯がわずかに見えました。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝