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白山登拝(大白川~ゴマ平)下

 翌29日、4時半に起床して坐禅。6時すぎに出発し、来た道を登ってゆくと立山連峰が望め、北には笈ヶ岳が見えてきました。



稜線に出ると朝日が差し、北アルプスから乗鞍岳の山並を一望。


奥三方岳の後ろには御嶽山。念仏をお唱えしました。


正面には火の御子峰や地獄谷の奥に聳え立つ、阿弥陀如来を本地とする大汝峰、さらに剣ヶ峰・御前峰。


風は穏やかで雪も消えていました。8時、地獄覗より白山を遥拝。


北弥陀ヶ原からは、立山連峰の白い山肌が拝めました。


白山頂部を目指して登ってゆくと、風が少し強まってきました。


 剣ヶ峰の麓の翠ヶ池火口が噴火した時、谷筋を火砕流が下ったとのことです。


もし今、翠ヶ池が噴火したとしたら、一たまりもないでしょう。山頂部に出、10時すぎ、翠ヶ池の前に坐して観音経を読誦しました。


 ターコイズ・ブルーの翠ヶ池には今日も剣ヶ峰から風が吹き下ろし、無量無数の波の一つ一つが、陽光を映してキラキラと輝いていました。凍った岸に輝きながら打ち寄せる波の、明るい静けさ。無量無数の波に映る、一つの太陽。一つの太陽を映す、無量無数の波。その光明は、お釈迦さまと十方世界の分身仏(法華経)の如く、また、お釈迦さまと千百億の化身(梵網経)の如くでありました。


無数の心の波を照らす、み仏の光。光明遍照 十方世界 念仏衆生 攝取不捨…。
 11時に坐を立って投地礼をし、大汝峰へ向かいました。20分程で登頂、念仏をお唱えし、御嶽山で犠牲になられた方々に回向しました。山頂から御前峰と剣ヶ峰を遥拝。


翠ヶ池を始めとする、白山頂に開いたいくつかの火口。剣ヶ峰の後方には、噴煙棚引く御嶽山。北東には歩いてきた尾根の彼方に、一足先に雪に輝く立山連峰。


南には別山の背後に高賀山や平家岳、南西に荒島岳・能郷白山・伊吹山、さらに鈴鹿の山並まで見渡せました。


北には金沢平野と日本海。


坐していた岩の上に、小さなクモがいました。こんな処で暮らしているクモは、平地で暮らしているクモからすれば、よっぽどの変わり者でありましょう。
 正午に下山し、千蛇ヶ池から六地蔵に参拝して御前峰へ。御宝庫は、まるで観音さまの宝冠のようです。


御前峰頂に着くと、一日ぶりに人に会いました。白山奥宮に参拝して下山。御前峰・剣ヶ峰や奥三方岳、2349m峰を見つつ下ってゆき、15時すぎに大白川に降りました。


大白川の紅葉は見頃、白水滝の右奥に、白山頂御前峰と剣ヶ峰を遥拝しました。


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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝