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汾陽寺山~白山遥拝

 22日早朝、寺尾ヶ原の瞽女岩の観音さまにお参りし、汾陽寺山へ。


鉄塔に着くと、北に朝日に白く光り輝く白山が拝めました。


北東には御嶽山の噴煙。


鉄塔下に正身端坐し、白山に観音経と白山三所権現ご真言・ご宝号をお唱えしました。別山の右に山頂御前峰。中央奥の大汝峰は雲に隠れているようです。
 鉄塔から下って紅葉ヶ滝に参拝。


紅葉はまだ色づき始めた程度です。滝前にしばし坐しました。すべての流れは大海に帰しますが、一つの流れを全うしなければ、海まで流れ着くことはできません。水は只、無心に流れ下っていました。
 滝から尾根を登り、汾陽寺山頂へ向かいました。途中の岩上で一休み。


枯れゆく葉は、皆、紅になる必要はありません。それぞれの因縁に順って、紅にもなれば黄にも白にもなります。自然は、山や樹や渓流は、無心であり素直であるからこそ美しいのではないでしょうか。
 汾陽寺山頂に出ると紅葉が色づいていました。紅葉に誘われて広い山頂部を行道。


他人を蹴落としてでも一つの道にこだわるのは、畜生や餓鬼や修羅の道です。銘々がそれぞれの道を全うして一隅を照らすのが、菩薩の道でありましょう。葉は黄に紅に、様々に色づいていますが、様々の葉を照らす光明は一つです。山も樹々も私も、聖俗も栄枯も苦楽も、平等に照らされていました。
 山頂から下って鉄塔に戻ると、南からの陽光に白山が一段と白く輝いていました。


別山と御前峰の間に、大汝峰もお姿を現わしています。白山の雪は、光明を見事に回向していました。白山が光明を感ずると同時に、光明が白山に応現します。私たち衆生も、気づこうと気づくまいと、無限の恩恵に照らされているはずです。この大光明を、些かなりとも、この娑婆世界に回向して参りたいものです。


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Haxanjunrei

松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝