FC2ブログ

記事一覧

長良川巡拝(円空上人)

 12月1日、長良川上流で参禅した後、雨の長良川を下りつつ円空上人ゆかりの地を巡拝しました。
 郡上市八幡町、法伝の滝。


延宝7年(1679)、48歳の円空上人が白山権現の「ご神託」を受けた処です。円空上人は生涯にわたり、白山の本地仏である十一面観音菩薩の像を彫りました。
 法伝の滝から美並町に入り、美濃市に出た処に鎮座する洲原神社。


白山を開山された泰澄大師が養老5年(721)に開いた、白山美濃馬場の前宮です。


紅葉に彩られた神社の前を、長良川が滔々と流れていました。過去から未来へ、はるかな山から、はるかな海へ…。


十二万体の仏像を彫ったという円空上人の最初期の神仏像は、洲原神社周辺に残されています。
 次いで、関市池尻・長良川畔の円空上人入定塚に参拝。元禄8年(1695)、円空上人は此処に穴を掘って結跏趺坐し、生身往生されました。白山を開山された泰澄大師も神護景雲元年(767)、越前・越知山(大谷寺)の禅定窟にて生身往生されており、泰澄大師に倣ったものといえましょう。入定塚の前を滔々と流れゆく、長良川。


已に生じた悪を止め、已に生じた善を増進する。それだけではなく、未だ生じていない悪を作らず、未だ生じていない善を実行する、それが諸仏の教えであります。
 入定塚のすぐ近くには、円空上人が中興した弥勒寺があります。弥勒仏(菩薩)は、釈尊の次に出現する未来の仏。古の弥勒寺の雨に濡れた境内は、銀杏の落ち葉に金色に覆われ、紅葉が赤に黄色に、しっとりと輝いていました。


円空上人のお墓参りの後、上人の法灯を今に伝える現・弥勒寺に参拝。白山を源とする長良川の滔々たる流れ、それは、泰澄大師が伝えた道心の流れであり、過去七仏から未来の弥勒仏まで通ずる、無限の「今」の流れです。

諸悪莫作 諸善奉行 自浄其意 是諸仏教
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

白山順禮写真館

Haxanjunrei

松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝