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阿弥陀ヶ滝~毘沙門岳登拝

 24日朝、白鳥町前谷の白山神社に参拝し、阿弥陀ヶ滝へ。


駐車場を7時すぎに出発し、ぶ厚い雪に覆われた道を進んでゆくと、滝入口の店は屋根まで雪に埋もれていました。アイゼンを履いて雪の斜面を登り、阿弥陀ヶ滝に参拝。


念仏をお唱えしました。滝の右下の洞窟の上には、巨大な氷柱が並んでいました。


 来た道を戻り、途中で右岸に渡って南の斜面に取り付きました。雪が深く、アイゼンを履いたままかんじきを履いて急斜面を登ってゆきました。8時半前に856mピーク着。


此処からは快適な雪の尾根を行道。右手の樹間に大日ヶ岳、正面(毘沙門岳方面)には1094m峰が鎮座していました。



前谷から旧桧峠へ至る禅定道を横切ってさらに登ってゆくと、9時すぎ、北に大日ヶ岳の左に真っ白な別山がお姿を現わしました。


般若心経を読誦。東には鷲ヶ岳、その左に乗鞍岳も見えてきました。


 尾根からなだらかな樹林帯を登ってゆき、9時半すぎ、南西に毘沙門岳を遥拝。


スキー場のリフト最上部でスキーやスノーボードを楽しんでいる人々の脇を、かんじき姿で通り過ぎました。南東に白鳥方面が見渡せました。


獣の足跡のみの尾根を快調に進んでゆき、北に別山と御前峰が雲に見え隠れする白山、北東に大日ヶ岳を遥拝。



東には乗鞍岳や北アルプス、西には荒島岳も拝めました。



 山頂部からは、両翼をいっぱいに広げた白山の麗しいお姿が拝めます。


アイゼン+かんじきのまま、10時半に登頂。



白山に向かって観音経をお唱えしました。南には西山の後ろに滝波山・美濃平家岳・平家岳の三山、三ノ宿の彼方には高賀山。



山頂から西の1334mピークに縦走し、東の毘沙門岳、西の荒島岳に掌を合わせました。


北面して雪上に坐すと、眼下に石徹白の集落、正面に白山。


広大無辺な白山を前に坐していると、己れの卑小さ、愚かさに気付かされます。欲やうぬぼれから道を誤り、うまくいかないと腹を立て、やがて落ち込む。ちっぽけな己れの見解に執着し、我の張り合いをする。白山は、そんなつまらぬ私どもを一人残らず、いっぱいに広げた両腕で包みこんでいるようでした。
 40分程して坐を立ち、正午に毘沙門岳に戻りました。道を誤らぬよう、自分のかんじきの跡を辿って下山。日当りのよい処は雪が緩み、足跡も不明瞭ですが、日陰には跡がくっきり残っていました。13時すぎに雪に覆われた禅定道を横切り、13時半に856mピークに戻って前谷川を見下ろしつつ急降下。



阿弥陀ヶ滝を前に坐して読経しました。


滝は只まっすぐに落ち、一つの流れを相続していました。滝は、曲がったり止まったりしていませんでした。そのように、只まっすぐに一つのことを続けていればよいものを、欲を出したり諦めたり、人にそそのかされては、やらなくてもよいことに手や口を出し、曲がったり止まったり堂々めぐりのこの現実…。滝の如く、一つの流れを只まっすぐに落ち、繋いでゆきたいものであります。白山の流れを、道心の流れを。
 滝の手前の阿弥陀堂の屋根には大量の雪が積もり、スコップを手に雪下ろしに来ておられる方がいました。有難いことです。


雪国では堂宇の維持管理も大変なことでしょう。帰りに参拝した白山中宮長瀧寺にも、除雪車で作業しておられる方がいました。毘沙門岳の雪と阿弥陀ヶ滝の流れを相続する長良川に沿い、帰路につきました。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝