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白山中居神社より銚子ヶ峰登拝・前

 3月6日朝6時、石徹白の白山中居神社に参拝し、先月歩いた古の白山美濃禅定道へと入山。


今回は泊まりがけでの登拝です。浄安杉を拝み、尾根を北上。


雪は相変わらず深く、かんじきを履いて登りました。7時に美女下平着。北に、初河山の左に母御石山がうっすらと拝めました。


1017mピークに出ると、西に野伏ヶ岳と薙刀山。


その手前には石徹白川と念仏坂、鍋倉平。かつての美濃禅定道は、美女下平から初河谷出合に下った後、念仏坂を登って鍋倉平に出、倉谷に下りて大杉への尾根に付いていたそうです。今のような川沿いの林道歩きと違って山越え谷越えの険しい道であり、女性は美女下平まで、とされていたのも分かるような気がします。
 1017mピークで振り返ると、すぐ側にカモシカ君がいました。まったく逃げることなくこちらを見ていました。手を振って挨拶しました。


カモシカ君に別れを告げ初河谷へと下ってゆくと、リュックが半開きになっていたのか、食料と飲料を入れた袋が飛び出して雪の斜面をスルスルと滑ってゆきました。急な斜面なので止める術がありません。下って行ったと思われる谷沿いに降下してゆくと、おにぎりを一個発見しました。


…と思いきや、袋と海苔だけで中身がありません。おにぎりは一体どこへ転がったのか…まさに「おむすびころりん、すっとんとん」です。さらに下ると、ペットボトルの飲料がありました。


こちらは無事でしたが、ラベルは剥がれていました。人間が滑落すれば、中身の無いおにぎりやラベルの無いペットボトルのようになるはずである、と実感しました。おにぎりは一つも見つかりませんでしたが、パンと非常食を入れた袋は無事でした。初河谷出合に下り、登拝を続行しました。
 初河谷からは、厚い雪に覆われた林道を倉谷まで歩きました。雪崩に注意が必要です。


やがて前方に倉谷が見えてきました。


古の白山登拝者達は、鍋倉平から倉谷に下って「垢離取り場」で身を浄め、大杉への尾根へと登ったそうです。石徹白川沿いの林道と倉谷の間に聳えるこの尾根の山容は、なんとなく越前禅定道の六万山を思わせます。倉谷の背後には母御石山やおたけり坂を遥拝。
 8時半前、倉谷出合に着き、この尾根に取り付きました。1050m程のピークから母御石山、おたけり坂、さらに丸山方面への尾根を拝み、9時すぎに大杉に参拝。


今清水社本地・地蔵菩薩ご真言をお唱えしました。大杉からさらに尾根を直登。雪は一向に固まらず、キツい登りです。雪上を小さな虫が歩いていました。


 10時半頃、いよいよおたけり坂へ。


泰澄大師の母君が此処を登った際、血の雨槍の雨が降ったといいます。血も槍も降ってきませんでしたが、深い雪の登りで両膝の上辺りが「おたけり」を上げ、雪でアイシングしながら登りました。降雪と風がないのが幸いです。11時15分に神鳩着、避難小屋は二階まで雪に埋まっていました。


アイゼンとストックで雪かきをし、なんとか二階入口が開くようになりました。


正午、昼食。おむすびが無いので、パンを一つかじりました。
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝