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芥見権現山登拝

 20日午前、クリーンセンターに寄ったついでに、芥見の権現山に登拝。ショウジョウバカマの咲く沢は前日の雨で水が豊富、運動靴はすぐにベタベタになりました。


いくつか滝のある沢を只管上へ。


岩をよじ登って滝の上に出、さらに沢の奥の藪を漕いで登ること二十分、芳野神社が鎮座するピークに出ました。


白山を開山された泰澄大師が蔵王権現を祀った処と伝えられ、明治の神仏分離で芳野神社と改称されるまでは「蔵王権現」と呼ばれていたそうです(「芥見郷土誌」)。般若心経、蔵王権現ご真言、白山権現と泰澄大師ご宝号をお唱えしました。
 芳野神社の後ろの藪を少し下ると、高賀山の西隣のタカネの肩越しに白山を拝むことができました。


別山を中心に、右上に大汝峰と御前峰、左下に三ノ峰。さらに左には、蕪山を挟んで滝波山。藪中に坐して観音経を読誦し、白山権現と泰澄大師に世界の平和を祈願しました。
 芳野神社から権現山の最高点へと向かう途中、金華山の右奥に伊吹山を遥拝。


最高点からは芳野神社ピークの後ろに能郷白山。


さらに小津権現山や伊吹山の雪がうっすらと見渡せました。神社の方へ引き返すと、トカゲ君がいました。


蔵王権現の御遣いなのでしょう。掌を合わせて下山しました。
 芳野神社の前から藪に突入、下の方から聞こえる滝の音を頼りに下ってゆくと、滝が見えてきました。


急峻な岩場を下って滝を降り、沢を下ってゆきました。



便利な登山用品も地図も定められた経路も持たず、着の身着のまま手ブラで放浪する喜び。只、山と対話し山に導かれ、沢を遡り藪を漕ぎ、山々を遥拝し大自然を礼拝する。其処にこそ、登拝の原点があるのだと思います(勿論、奥深い山では綿密な計画と命を守る最低限の装備は必要だとしても)。トカゲが這いショウジョウバカマが咲く蔵王権現の沢と藪に、今季初めて山の春を感じた登拝でした。


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Haxanjunrei

松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝