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滝波山より白山遥拝

 27日朝6時、板取の新宮神社に参拝。


滝波山には滝波谷から何度か登ったことがありますが、美濃平家岳への尾根と並走する滝波山の南尾根を、以前から縦走してみたかったのでした。
 神社の後ろの急斜面を登って尾根に出ると、藪中に踏み跡が続いていました。山仕事に使われているのでしょう。登ってゆくと東の山の端から朝日が差し、尾根には断続的に雪が現われました。


7時すぎに877m地点を過ぎると、北に滝波山への白い稜線が見えてきました。


朝は雪がほどよく締まっており、快適な雪の尾根を上へ。8時前、川浦(かおれ)谷方面からの尾根と合流して1159m三角点に出ました。北に続く尾根の先に、滝波山の山頂部を遥拝しました。


 左手の樹間に美濃平家岳への尾根と能郷白山、右手には御嶽山と乗鞍岳を見つつ行道。日当りのよい尾根上には藪が出ている処もありました。南側には、登ってきた尾根の向こうに蕪山と高賀山、三角点ピークの後ろに三尾山。


日差しは強いものの北風は冷たく、一度脱いだジャンパーを再び着ました。雪が深くなってきたので9時前にかんじき装着。南西に、ドウの天井の奥に伊吹山を拝みました。


 山頂部へと登ってゆくと、北西、美濃平家岳の右に越前の山々が見えてきました。


西には能郷白山。


南には歩いてきた尾根を一望。


9時半すぎに滝波山に登頂しました。


東に御嶽山・乗鞍岳・北アルプス、そして北には白山を遥拝。



白山に向かって観音経を読誦しました。山頂から越前・美濃国境の尾根を進み、山頂北の1386mピークへ。白山と対面して雪の斜面に坐しました。


山頂御前峰の左奥に大汝峰、その左前に別山。


この白山三所権現を中心に、左側は野伏ヶ岳・小白山さらに経ヶ岳へ、右側は三方崩山や大日ヶ岳、さらに長瀧寺からの行者の尾根へといっぱいに広がる、美わしいお姿。


青い空と白い山。これさえあれば、他に欲しいものなど何一つありません。風もなく、聞こえるのは只、遥か右下を流れる谷の響きだけでした。
 壮麗なる白山に掌を合わせる時、大自然に、神仏に掌を合わせる時、自ずと、生きとし生けるものにも掌を合わせているのを感じます。人間が信じられず、自分が信じられなくなるようなことが度々あっても、白山を前にする時、自ずと、生きとし生けるものに掌を合わさせていただいている自分がいます。
 11時に坐を立ち、東に御嶽山を拝みました。


噴火から半年、噴煙は未だ止みません。噴火予知の為の科学的観測や知識も大切ですが、山への畏敬の心、山に神仏を拝む心を育むことも、大切なのではないでしょうか。蔵王権現ご真言と念仏をお唱えし、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしました。
 山頂に戻り、山頂北西の尾根を歩いて1364mピークへ。


此処からの展望も格別です。白山の手前には越美国境の尾根。


西には美濃平家岳と平家岳、さらに右に荒島岳を遥拝。


平家岳の右には部子山と銀杏峰が頭を覗かせていました。白山に投地礼をして正午に下山、気温が上がって雪が緩んできました。右手に能郷白山、左手に御嶽山。御嶽山の上に、月が白く掛かっていました。


 雪を踏み抜いて体ごとズボッとはまることもありましたが、藪が出ている1159m三角点手前でかんじきを脱ぎました。13時半すぎに三角点で能郷白山に掌を合わせ、解けかかった雪の尾根を用心しながら下ってゆきました。


往路の自分の幽かな足跡を辿って無事に藪中の踏み跡に戻り、着陸体制に入って降下。踏み跡は神社裏の急斜面をまっすぐ下っており、道というよりは谷のよう。


下ってゆくと、15時半に新宮神社境内東の川沿いに出ました。


滝波山から滝波谷を流れてきたこの水は、新宮神社のすぐ先で川浦渓谷と合流、板取川となって長良川へと流れてゆきます。川の上流に向かって掌を合わせました。
 新宮神社にお参りし、神社の方に車を停めさせていただいたお礼をしました。神社の方は「ソーカソーカ。釣りに来たのかと思ってたョ。」と笑っておられました。4月13日に祭礼があるそうです。川浦渓谷から登山される方は、渓谷入口の此処で先ず、山を拝みましょう。


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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝