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白山加賀禅定道登拝・上

 21日朝4時半、白山加賀馬場の笥笠(けがさ)中宮に参拝。


本地は如意輪観音菩薩、中世には講堂や常行堂、法華堂などの諸堂が立ち並んでいたそうです。続いて尾添大橋を渡り加宝宮へ。


本地は虚空蔵菩薩。5時すぎに一里野の林道ゲート前に駐車し、ハライ谷登山口へと歩き始めました。ひんやりとした空気の清々しい朝です。ハライ谷の奥には残雪が見上げられました。


登山道には処々雪が残り、樹が跳ね起きてきます。雪の重みで倒れたのでしょうか、横になった巨木に念仏をお唱えしました。


檜新宮への登りに大きな猿と出会い、挨拶をしました。
 7時、檜新宮着。


本地は地蔵菩薩。北東に笈ヶ岳の姿、白山頂方面は雲の中。しかり場からの尾根は雪庇と登山道が交互に現われ、ミツバツツジやタムシバ、カタクリの咲く山道を歩いて8時半に奥長倉避難小屋着。歩いてきた尾根の彼方に笈ヶ岳を拝みました。


奥長倉の先は美女坂です。


カタクリの咲く鞍部から坂を登って9時半前に美女坂頭に出ました。雪庇の上から百四丈滝に掌を合わせ、10時に天池着。


池はまだ雪の下、四塚山は雲を被っていました。


ジャンパーを着て尾根を縦走。油池から四塚山への登りは道がほぼ現れていましたが、霧に覆われ樹が凍っていました。
 正午に四塚山着。塚は雪に埋もれていました。


七倉山腹の登山道を歩いて七倉ノ辻に出、御手水鉢へ。御手水鉢の水は凍っていました。


雲に隠れていた大汝峰が徐々にお姿を現わしてくださいました。


13時15分に大汝峰登頂。


北風に次々と流れゆく雲の合間に、白山頂御前峰と剣ヶ峰を遥拝。


大汝峰の本地は阿弥陀如来です。大汝社にて念仏をお唱えし、先の大戦の戦没者に回向しました。
 大汝峰を下って千蛇ヶ池から御宝庫を見上げ、六地蔵にお参りして14時15分に御前峰登頂。



般若心経と白山本地・十一面観音菩薩ご真言をお唱えしました。別山は雲に覆われていました。アイゼンを履いて山頂から下り、急な雪渓の向こうの彼岸へ。一挙手一投足慎重に雪渓を渡りきり、15時15分に転法輪の窟に到りました。



天井まで雪の衝立に塞がれた窟内で観音経を読誦し、面壁打坐。今年も無事に此処まで来ることができました。此処から無事に帰れるとしたら、まだまだお前には娑婆でやることがあるぞよ、との白山権現の思し召しでありましょう。窟内から氷柱越しに奥三方岳・三方崩山が見下ろせました。


 16時に坐を立ち、雪渓を渡って30分程で此岸に辿り着きました。


17時前に御前峰に戻って剣ヶ峰と大汝峰を遥拝。


六地蔵へと下ってゆくと、東尋坊あたりの海が夕日に照らされており、思わず合掌しました。


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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝