FC2ブログ

記事一覧

白山冠雪

 今朝、私のねぐらの北の窓から、山々の間に白っぽいものが見えました。雲か、それとも…。ねぐらの裏山に登ってみると、白山が冠雪していました。


別山はまだ黒っぽいですが、その右奥に並ぶ大汝峰と御前峰は白く輝いていました。昨年の初冠雪は10月18日、一昨年は17日だったので、今年は早目です。裏山の樹々もまだ葉がたくさんあり、樹間に白山三所権現を遥拝しつつ観音経を読誦しました。
 先週から風邪をひき、高さ百数十mの小山に登るのも一苦労。しかし、病も峠を越えました。白山の本地である十一面観音菩薩は古来、疫病退散の利益が説かれ、また、白山の万年雪に覆われた千蛇ヶ池の水は薬水とも伝えられていますが、病ときちんと向き合い養生しなければ、いくら神仏に祈っても甲斐はないでしょう。白山を念ずる、観音さまを念ずるということは、我を捨てて、状況をありのままに見、今為すべきことを為すことに他なりません。
 観音経に、「彼の観音力を念ずれば 火坑変じて池と成らん」とあります。白山頂のかつての噴火口は、今は美しい池となっています(いつまた噴火するか分かりませんが)。そのように、観音さまを念ずる、まっ白な白山を念ずることによって、火宅の如き日常を、心の火口を、清涼な池に転じてゆきたいものです。


(写真は6月登拝時)
 まっ白な白山が帰ってきました。今年の夏は山に行っても薄曇りの日が多く、あまり日に焼けませんでした。白山のまっ白な雪に照らされ、冷たい雪に触れるのが楽しみです。
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

白山順禮写真館

Haxanjunrei

松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝