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白山加賀禅定道登拝・後

 翌5月7日、3時半に起床し面壁打坐。4時半すぎに小屋を発ちました。夜の間に雪はすっかり固まっており、アイゼン履いて美女坂を登ってゆくと、5時、雲間に朝日が昇ってきました。


美女坂ノ頭に出ると、霧で展望なし。百四丈滝は音はすれども見えず。が、6時頃、霧が晴れて日が差し、眼下に百四丈滝を拝むことができました。


冷たい西風の中、四塚山目指して雪上を縦走。


天池はまだ雪の下。四塚山との鞍部の油池目指して下ってゆくと、再び濃い霧に覆われてしまいました。この様な時、いつもなら地形図とコンパスを使って正しい方角へ進むのですが、今回は出発直前まで越前禅定道か加賀禅定道か迷っていたこともあり、加賀禅定道ではなく越前禅定道の地形図を持ってきてしまいました・・・。それらしい尾根を下ってみたものの、どうも勝手が違います。やがて霧が晴れてみると、四塚山への尾根が左上に・・・。トラバースして正しい尾根へと戻ったのでした。


 8時15分、四塚山登頂。塚は完全に雪の下。七倉山の奥に雲に見え隠れする大汝峰を遥拝し、本地・阿弥陀如来の名号をお称えしました。


西から吹きつける、冷たい突風。七倉山の雪を登って大汝峰へと縦走。


御手水鉢へと下って火の御子峰を見下ろし、不動明王を拝みました。


凄まじい西風の中、大汝峰の雪を登って9時15分登頂。


大汝社の周りは、カチンコチンに凍っていました。


大汝峰本地・阿弥陀如来に西因上人願文と念仏、大智禅師発願文をお唱えしました。御前峰・剣ヶ峰、別山もお姿を現わしており、翠ヶ池はまだ雪の下でした。


 翠ヶ池へと下ってゆくと、山上は西から来ては去る流れ雲の中に。池は厚い氷に覆われています。


千蛇ヶ池に向かうと、池の西側は高さ10mはあろうかという雪庇となっていました。


六地蔵に参拝し、10時45分に御前峰登頂。


室堂側からは、何人かの人が登っておられました。白山本地・十一面観音さまのご宝前に長跪合掌して観音経読誦。白山有縁の人々の七難即滅七福即生と、白山仏法興隆を祈願しました。流れゆく雲間に、剣ヶ峰の姿を拝みました。


 南に向かって南海観音さまを拝み、11時下山。30分で大汝峰に戻り、加賀禅定道を下ってゆきました。昼の日差しに雪が緩んできました。西に経ヶ岳や赤兎山・大長山など、越前禅定道方面の峰々を遥拝。


12時半前、四塚山より大汝峰・御前峰・別山の白山三所権現を遥拝。


本地阿弥陀如来・十一面観音菩薩・聖観音菩薩を拝んで雪上に投地礼しました。
 アイゼンはずして北へと縦走。


14時15分、氷の滝壺に轟々と流れ落ちる百四丈滝を拝みました。


丸石谷~尾添川~手取川を経て、日本海へと流れ下る白山の雪融け水。加賀禅定道の尾根の向こうに中宮の集落、さらに彼方に吉野谷方面を遠望。


ハライ谷へと残雪上を下ってゆき、やがて雪が消えると、無数の「春の妖精」が「お帰りなさい」と見送ってくれていました。


カタクリ達に挨拶しようとして、ぬかるみに足を滑らせズボンが泥んこに。彼女達も私も、同じく白山に育まれている兄弟姉妹です。
 18時前にゲート前に戻り、帰りに尾添の白山下山仏社に参拝。白山本地の仏菩薩に、今回のお導きを感謝致しました。



南無白山妙理大権現
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松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝