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記事一覧

パンデミック訳「老子」 章別索引

「老子」第一章 道可道也・・・パンデミック訳「老子」11 死を司る者「老子」第二章 天下皆知・・・パンデミック訳「老子」24 最終章「老子」第三章 不尚賢使・・・パンデミック訳「老子」12 欠けて満つ「老子」第四章 道沖而用・・・パンデミック訳「老子」13 自然の恵み「老子」第五章 天地不仁・・・パンデミック訳「老子」10 正しい畏れ「老子」第六章 谷神不死・・・パンデミック訳「老子」13 自然の恵み「老子」第七章 天長地久・・...

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パンデミック訳「老子」24 最終章

 老子爺さんこう述べた。「天下の人たちは皆、美しいものを美しいとわきまえているが、それは醜いものなのだ。皆、善いことをわきまえているが、それは善からぬことなのだ。「ある」と「ない」はお互いがあって生まれ、「難しい」と「易しい」はお互いがあって成り立ち、「長い」と「短い」はお互いがあって形を成し、「高い」と「低い」はお互いがあって充ち足り、「楽器の音色」と「歌声」はお互いがあって調和し、「前」と「後...

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パンデミック訳「老子」23 根源に帰る

 老子爺さんこう述べた。「それは見たって何にも見えぬ、名づけて微という。それは聞いても何にも聞こえぬ、名づけて希という。それはさすっても何にも得られぬ、名づけて夷という。この三つは分析できない、だから渾然として一体だ。上に明るさはなく、下に暗さもない。なんと涯(はて)しのないことか!名づけようもなく、万物の根源たる「無物」に復帰する。これを形状なき形状、現象なき現象という、これを「惚恍」という。出迎...

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パンデミック訳「老子」22 戦争×知足

 老子爺さんこう述べた。「道をもって主君を補佐する者は、武力で天下をほしいままにしようとはしない、そのようなことをすればお返しがあるものだ。軍隊の駐屯した所には、荊棘(いばら)が生えるもの、よく補佐する者は目的を果たすと矛を収め、強がらない。目的を果たして驕(おご)らず、目的を果たして誇らず、目的を果たして高ぶらず、目的を果たしてやむなしとする、これを目的を果たして強がらないという。物事は盛んならば衰...

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パンデミック訳「老子」21 和光同塵

 老子爺さんこう述べた。「知る者は言わず、言う者は知らない。五感の穴を塞ぎ、欲心の門を閉ざし、鋭さを弱め、もつれを解き、光を和らげ、塵に同じる、これを幽玄なる同化という。そのようであるなら、親しまれもせず煙たがられもせず、利用されもせず害されもせず、貴(とうと)ばれもせず見下されもしない。だから天下にかけがえのない存在となる。」(「老子」第五十六章)「和光同塵」という言葉は、インドから中国に仏教が伝わ...

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パンデミック訳「老子」20 愚かさ

 老子爺さんこう述べた。「昔の道を行じた者は、民衆を聡明にするのでなく、愚かであるようにした。民衆を治めるのが難しいのは、小利口だからだ。だから利口さを用いて国を治めるのは、国の損失。利口さを用いずに国を治めるのは、国の利得。この二つを忘れないのが、国を治めるお手本だ。お手本を忘れずにいるのを、幽玄なる徳という。幽玄なる徳は深く、はるかで、すべてのものと共に愚かさに返り、大いなる道に帰順する。」(...

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パンデミック訳「老子」19 鬼神と聖人

 老子爺さんこう述べた。「大国を治めるのは、小魚を崩さず煮るのに似ている。道をもって天下に臨めば、鬼神は霊験を現わさない。鬼神が霊験を現わさないのみならず、霊験が人を傷つけない。霊験が人を傷つけないのみならず、聖人もまた人を傷つけない。鬼神も聖人も共に傷つけないから、その徳はすべて人々のものとなるのだ。」(「老子」第六十章)古来、人類は疫病退散を様々なモノに祈ってきた。二月初め、ちょうどクルーズ船が...

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パンデミック訳「老子」18 母と子と

 老子爺さんこう述べた。「この天下には始源があり、それは天下の母ともいえよう。天下の母を感得できれば、その子供たち、つまり天地万物のことも分かる。子供たちのことが分かれば、さらにその母を守ってゆく、そうすれば生涯危険はない。五感の穴を塞ぎ、欲心の門を閉ざせば、終身苦しまない。五感の穴を開き、様々な事に及べば、終身救われない。こまやかに見るのを「明」といい、柔らかさを守るのを「強」という。光を回(め...

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パンデミック訳「老子」17 衣食住

 老子爺さんこう述べた。「あでやかな色彩は人の目を眩ませ、垂れ流される音楽は人の耳を聞こえなくし、贅沢な味つけは人の舌を麻痺させる、騎馬や狩猟は人の心を熱狂させ、得難い財産は人の行動の妨げとなる。だから聖人の治世とは、人々が腹を空かさぬようにして、目や口の楽しみのためにしない。故に目・耳・口より腹を取る。」(「老子」第十二章)ナイトクラブで、ライブハウスで、合唱団で、料理店で、スポーツジムで、病院や...

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パンデミック訳「老子」16 水は争わず

 老子爺さんこう述べた。「最上の善は水のよう。水はよくすべてのものに利益を与えて争わず、人々の嫌がる所に身をおく、だから道に近いのだ。足は地につき、心は淵のように深く、人と接するに真心をもってし、政情は安定し、事はうまくはこび、行動は時にかなっている。争わないからこそ、恨まれることもない。」(「老子」第八章)人は水をめぐって争うこともある。だが、水はけっして利害を与える相手を選びなどしない。手を洗い...

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白山順禮写真館

Haxanjunrei

松樸裏

Author:松樸裏
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、万物の母たる大自然との一対一の対話
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝