二十一世紀と縄文時代の温暖化
- 2023/11/12
- 14:38

令和五年(2023)十一月十一日、午後おそく長良川畔のねぐらから裏山へ登り、北の樹間に拝んだ白山三所権現。御前峰(本地・十一面観音菩薩)と別山(本地・聖観音菩薩)の中央奥に大汝峰(本地・阿弥陀如来)が頭を覗かせる、この山越来迎阿弥陀三尊を拝めるのは、白山の南側からだけだ。温暖化の続く近年には珍しく、今年は十月初旬に初冠雪した白山。だがその後一ヶ月経っても、雪は積もっては融けてを繰り返している。(2023/10/22、...
医王山登拝2~顕
- 2023/06/24
- 06:28

(承前)令和五年(2023)六月二十一日夏至早朝 小矢部川なんぶ大橋の東より医王山(いおうぜん)遥拝一昨日と逆に美濃・飛騨境は曇りで 越中は晴れているすっきり六時前に祖谷登山口を発ち 前医王山へと登っていった二つのピークに胎蔵界大日如来と 金剛界大日如来のご真言をお唱えしたツツドリの声聞きつつ国土原へと 西に登ってゆけば足元にギンリョウソウそして南の樹間には 残雪の白山がお姿現わす!四塚山と七倉山の左に 大...
鷲ヶ岳より白山遥拝~春の色音
- 2023/03/30
- 14:29

令和五年(2023)三月三十日 日の出前に山の庵を発ち鷲ヶ岳へと登っていった スキー場は今季の営業終わりわずかな雪の上を鹿たちが駈けてゆく 遅れて現われた一頭のオス鹿角が分かれてないのでまだ一歳か 北西の白山と大日ヶ岳が朝焼けに染まっていたスキー場から山道へ入り 東に朝日と鷲ヶ岳を望む一ぷく平で鷲見頼保(すみよりやす)公拝み 残雪踏んで山頂目指す途中法面が崩れている処あり 山を削ればこうもなるわい山の庵か...
鳩居峯中五宿巡拝~早春 2
- 2023/03/21
- 13:37

(承前)南から拝む白山は 山越来迎阿弥陀三尊念仏称えてお彼岸供養 南無白山妙理大権現三ノ宿から西山との鞍部へ一気に下り 西山へと登っていった無雪期の西山頂部は二メートル越す 物干し竿の如き笹のジャングルだがこの時期は雪庇の上をサクサクと 白山望みつつ歩いてゆける西側に荒島岳~銀杏峰~姥ヶ岳~能郷白山 入峯四時間半弱で西山登頂無雪期は藪で何も見えないが この時期は最高の白山遥拝所(巻頭写真)別山大行事権...
鳩居峯中五宿巡拝~早春 1
- 2023/03/21
- 12:36

令和五年(2023)三月二十日 白山美濃馬場長瀧寺(ちょうりゅうじ)より古の山伏の行場であった 鳩居の峯のうち五宿目まで巡拝いつもは無雪期は白足袋で 雪のある時期は登る長靴でだが昨年末に買った登山靴が まだ足に馴染まぬのでかかとにサポーターつけて 様子みてみることにする金剛童子堂~白山神社拝殿~ 豪潮律師宝篋印塔~大講堂巡拝して裏山へと入峯 昨年(2022)十一月と同様弁天池の湧水は涸れている 大講堂右奥の湧水...
六厩夫婦杉より別山遥拝
- 2023/03/08
- 15:22

令和五年(2023)三月七日 春分まであと二週間山の庵に来てみれば 出迎えてくれたカモシカさんだいぶん雪も融けてはきたが まだまだ土は露われぬ庵の裏に上ってみれば 白山は霞んでいる春らしく翌早朝に飛騨の六厩(むまい、むまや)へ 雪被る千鳥格子御堂の鞘堂その奥に六厩の杉尾山 引き締まった雪の上歩く雪に覆われた山道には 先週の野人の足跡が処々にだが雪の表面は先週よりも 緩んできている明らかに東に見下ろす六厩の...
六厩より西ノ平登拝~白山遥拝・下
- 2023/03/01
- 21:00

(承前)展望を楽しみながら 正午前に登頂した西ノ平西側斜面より遥拝す 白山権現麗しや手前の御母衣湖から日照岳を経て 別山(四海波嶽)へと続く尾根別山から右へ大屏風を経て 御前峰~剣ヶ峰~大汝峰へさらに右側には間名古の頭から 奥三方岳~三方崩山へと続く山並越前側では御前峰は伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉冊尊(イザナミノミコト) 別山は天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)で大汝峰は大己貴命(オホナムチノミ...
六厩より西ノ平登拝~白山遥拝・上
- 2023/03/01
- 16:20

令和五年(2023)二月二十八日朝 飛騨・荘川の六厩(むまい、むまや)より北西に望んだ西ノ平 七時十五分に歩き始めた登山靴履きまずは杉尾山目指し登ってゆく 新軽岡峠への旧道いきなりガードレールよりも高く積もっている よく引き締まった雪上を歩いてゆくさすがは寒さで知られる上白川の六厩 白い山の端より朝日差す旧道離れて山道上り 東に見下ろす六厩の集落背後に望む乗鞍岳と 穂高連峰・槍ヶ岳尾根越え西側へと下り 八...
蕪山より白山遥拝
- 2023/02/16
- 20:53

令和五年(2023)二月十六日 三年ぶりに奥美濃・板取の蕪山(かぶらやま)へ思いの外に雪少ないが 朝七時半に出発した長靴履いて奥牧谷渡り山道上る 整備されておらず倒木だらけ日の当たらぬ谷は気温も低い 流れの周りは氷柱だらけ手がかじかむので山道離れ 日の当たってる右岸の尾根へと急登した朝日浴びつつ登る尾根 残雪は現われぬなかなか歩き始めて四十五分 ようやく地面に残雪が右手に望む高賀山 右前方に目指す蕪山左の...
雪山籠り~立春
- 2023/02/05
- 11:28

令和五年(2023)二月立春 半月ぶりに来た山の庵(いお)七~八十センチの雪かいて ようやく辿りつく庵(いおり)の戸お昼すぎだが室内零℃ 窓の外は深々(しんしん)と降る粉雪抜いておいた水を開通すれど 水はまったく上がってこない水道管はヒーター巻いてるので 破損のおそれはないけれど地面の下で凍ってるのか この時期毎年こんなもの持ってきた四リットルの水 一泊ならこれで問題ない手や顔はウエットティッシュで洗い 食事...