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平泉寺~三室山~比島観音放浪

令和五年(2023)十月十二日 越前の勝山を放浪朝七時半に歩き始めた白山越前馬場 平泉寺(へいせんじ)の石畳の参道延々と続く苔むす石畳 平泉寺の僧らが運んだという九頭竜川からやがて霊応山平泉寺に参拝 明治の神仏分離で中宮平泉寺は白山神社となり明治五年(1872)に 廃寺にされたが明治三十九年(1906)再興された此処に歴史探訪館の前を通って泰澄大師廟へ 掌を合わす白山を開かれた泰澄大師に精進坂を上り左手の顕海寺に参詣...

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雨飾山~焼山縦走・上

令和五年(2023)八月八日信越境の 雨飾山(あまかざりやま)から越後の焼山まで縦走未明に山寺の観音堂に参拝 見上げれば上空に輝く半月南東に雨飾山の山かげ拝み 雨飾山荘へと車を進めた(巻頭写真)五時前に雨飾山荘前を発ち 薬師尾根を登ってゆけば北にあごを高く突き上げた 鬼ヶ面山のプロフィールやがて一ヶ月前に縦走した 駒ヶ岳~鬼ヶ面山~鋸岳一望六時に山の端より朝日差し 雨飾山を見あげた上に振り返れば駒ヶ岳と黒姫...

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越前越知山・加賀舟岡山放浪

令和五年(2023)七月十二日朝 越前武生(たけふ)の茶臼山へ麓の白山神社に参拝し 妙行寺の前通って山道を上へ北峰の頂に金比羅神社があり 石仏が祀られている手前に山上に円墳と方墳があり 古墳時代前期・四世紀後半のものらしい「国造本紀」によれば四世紀後半 成務天皇の時に角鹿国造(つぬがのくにのみやつこ)が置かれている初代国造は吉備武彦命の弟か従弟の建功狭日命(たけいさひのみこと) その頃の郡の長のお墓だろう大和...

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頸城駒ヶ岳~鋸岳縦走 1

令和五年(2023)七月七日早朝 越後・糸魚川の根知谷より駒ヶ岳と雨飾山(あまかざりやま)遥拝山寺の金蔵院・観音堂・山王社に参り 五時半前に着いた展望台うろこ雲の下にこれから歩いてゆく 駒ヶ岳・鬼ヶ面山・鋸岳を北東~東に拝みつつ林道を北へと歩いていった 西~北西には明星山と青海の黒姫山を見上ぐ駒ヶ岳には南西側からも登れるが 山腹を北上し北西から登ることにする東から見下ろしている駒ヶ岳 テーブルマウンテンの...

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医王山登拝2~顕

(承前)令和五年(2023)六月二十一日夏至早朝 小矢部川なんぶ大橋の東より医王山(いおうぜん)遥拝一昨日と逆に美濃・飛騨境は曇りで 越中は晴れているすっきり六時前に祖谷登山口を発ち 前医王山へと登っていった二つのピークに胎蔵界大日如来と 金剛界大日如来のご真言をお唱えしたツツドリの声聞きつつ国土原へと 西に登ってゆけば足元にギンリョウソウそして南の樹間には 残雪の白山がお姿現わす!四塚山と七倉山の左に 大...

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吉備武彦命の越遠征の足跡 5 真備公

(承前) 「石度白伝記」によれば、養老二年(718)に泰澄大師が白山南面の登拝路(後の白山美濃禅定道)を開いた後、天平七年(735)に聖武天皇が石徹白神社(中居神社(ちゅうきょじんじゃ))に神剣を奉納している。勅使は吉備真備(きびのまきび)であったという。吉備真備(下道真備(しもつみちのまきび))は、稚武彦命(わかたけひこのみこと)を祖とする吉備の下道臣(しもつみちのおみ)の後裔。稚武彦命の異母兄・吉備津彦命(きびつひこのみ...

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吉備武彦命の越遠征の足跡 4 後史

(承前) 古墳時代前期・四世紀中葉の景行天皇十二年、白山南麓、越前・美濃境の石徹白に吉備武彦命(きびのたけひこのみこと)が伊弉諾尊(イザナギノミコト)を祀った後、石徹白には吉備氏の一族が入植したようで、二年後には年に四度の祭礼が定められている。(石徹白の中居神社、2023/4/12白山登拝時)その後、仁徳天皇の四年(五世紀前半)には流行した疫病を鎮めるため、出雲の須賀から素戔嗚尊(スサノヲノミコト)、出雲の杵築から大...

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米山登拝・下~鳥と花と神と仏

(承前)山頂の米山薬師に参拝し 白山権現および泰澄大師を讃えた南西側には直江津望め 妙高山・火打山・焼山を拝んだ正午前に北の吉尾口への 残雪の尾根を下山していった(巻頭写真)国上山(くがみやま)や佐渡を望みつつ 白雪踏んで降りてゆけば女人堂跡に残る石仏 聖観音さまに十一面観音さま般若心経をお唱えし 十一面観音を本地とする白山権現讃えた女人堂辺りより振り返った山頂 登ってきた谷根(たんね)コースより雪多そう...

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米山登拝・上~蝶と海と雪と泰澄

令和五年(2023)四月二十五日 越後・柏崎の谷根(たんね)より泰澄大師ゆかりの米山(よねやま)に登拝した 六拡トンネル口を朝八時半に発ちハナモモ越しに見上げた米山 標高千メートル弱なのにまだまだ残雪に覆われている 越後の雪は奥美濃の比ではない谷根登山口に入る前 参詣した不動滝に奈良時代谷根に慈眼寺を開かれた 行基菩薩が不動尊を祀ったという此処に橋を渡って山道登れば 出迎えてくれたよカナヘビが南からの心地よ...

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平泉寺~越前禅定道市ノ瀬巡拝 1

令和四年五月二十八日 未明四時すぎに参拝した白山越前馬場平泉寺 巡拝す泰澄大師廟から顕海寺の阿弥陀如来さま 鳥居をくぐって参道進み御手洗池(みたらしのいけ)に掌を合わす 養老元年(717)四月一日この池で泰澄大師の前に 現われた白山妙理大菩薩伊弉冊尊(イザナミノミコト)の姿と伊弉諾尊(イザナギノミコト)の声で 導かれたのだかくの如く「吾身ハ乃チ伊弉諾尊是也、今妙理大菩薩ト号ス。」「抑(そもそも)吾ガ本地ノ真身...

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Haxanjunrei

松尾如秋

Author:松尾如秋
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、森羅万象を統べているものとの一対一の対話
白山と、白山に育まれているすべてのものへの讃歌
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝