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記事一覧

白山遥拝・窟籠り

 先月まで二十五ヶ月間、半月ごとに白山鳩居峯のうち五宿の順拝を続けてきましたが、このようなことをしていると、得てして山での経験を鼻の先にブラさげて天狗になり、初めてその山域に登った頃のような純粋な心を失ってしまいがちです。某山で百日回峰行をした挙句、セクハラ長老になられた方もおられます。天狗やパワハラ僧兵やセクハラ長老にならぬよう、私もここらで自分を見つめ直す必要がありそうです。 11月15日は順拝行...

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白水滝より白山登拝~秘窟巡拝・下

(承前) 10月24日13時、大汝峰を下り、鏡石越しに御前峰と剣ヶ峰を遥拝。御宝庫は、初めて見た時から、私には十一面観音さまの頭上面のように見えます。御宝庫の麓・千蛇ヶ池の万年雪の前で勤行。六道地蔵堂跡に参拝して山頂部を見上げ、御宝庫の上より千蛇ヶ池を見下ろしました。北に翠ヶ池と大汝峰。北東に剣ヶ峰と紺屋ヶ池。御前峰頂部は、わずかに雪が見られます。14時に御前峰に戻り、下山しました。 室堂から平瀬道を東へ行...

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白水滝より白山登拝~秘窟巡拝・中

(承前) 10月24日11時前、転法輪の窟から北側へ。上に登るのは危険、危険な谷をトラバースするのが正解です。雨は止みましたがさすがに気温は低く、壮絶な谷間の光景を撮ろうとすると、デリケートなスマホ君はフリーズしてました。スマホというのは、高温や低温に対してとてもヤワです。しかし、運よくちょうど霧が晴れ日が差してきたので、しばらくお日さまに当てていたら復活しました。南側に転法輪の窟。谷の上に見上げた御前峰...

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白水滝より白山登拝~秘窟巡拝・上

 藤原道長の子、権大納言・藤原能信(長徳元年(995)~康平8年(1065)、権大納言補任は治安元年(1021))の作と伝わる「白山大鏡」第二神代巻初一に、泰澄和尚が養老元年(717)6月11日、白山の「深沙太山之池」で十一面観音菩薩および九頭龍の姿で現われた、正法明如来(観音菩薩の過去身)を拝んだことが記されています。白山七社大権現(白山妙理大菩薩・越南智・別山大行事・金剣宮・中宮・佐良宮・磐根宮)を開いた泰澄和尚は、その後6...

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日代上人・末代上人~白山と富士山

 「本朝世紀」に、久安5年(1149)、駿河の末代上人が富士山に埋納する為の写経の料紙を鳥羽法皇に献上し、法皇が京の人々の結縁の為、大般若経の如法写経会を行ったことが記されています。4月16日の条には、近日中に如法大般若経写経会がある旨と共に、末代上人の経歴が書かれています。(この記事を末代上人が富士山頂に大日寺を開いた時の記事と勘違いしている方がおられるようですが、「本朝世紀」のこの記事は、末代上人の請に...

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白山越前禅定道~別山登拝・後

 翌6月9日、朝4時半に殿ヶ池避難小屋を出発。上空には、お月さま。昨晩の雨はあがり、清々しい朝です。シナノキンバイの花と別山を拝みつつ上へ。馬のたてがみから、殿ヶ池の避難小屋や昨日登ってきた越前禅定道の尾根を見下ろしました。南には御舎利山と別山。殿ヶ池から四十分ほどで弥陀ヶ原に出、白山頂・御前峰を遥拝。5時半、室堂平に登ると、朝日が差してきました。山頂へ登ってゆき、高天原から室堂平と別山を見下ろしまし...

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翠ヶ池・千蛇ヶ池・御厨池

 「泰澄和尚伝記」によれば、養老元年(717)泰澄和尚36歳の時、女神のお告げに従って白山の天嶺禅定に登り、「緑碧池」の側で一心不乱に加持念誦していると、池の中から九頭竜王が現れました。和尚が「これは方便の示現で、本地の真身ではない」と見破り、さらに行じていると、十一面観音菩薩の玉体が忽然と現われたのでした。越前・大谷寺(おおたんじ)の僧が浄蔵法師の口伝を元に書いたと伝わる「泰澄和尚伝記」のこの話が「白山...

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建仁寺~本能寺~白山宮~戻橋放浪

 3月28日午後、知恩院から円山公園を通り、高台寺や霊山観音がある高台へ。満開の桜と、大勢の観光客。南東に八坂の塔(法観寺)を拝みました。平安時代中期の天台僧で修験者でもあった浄蔵法師は、天暦4年(950)夏に八坂寺(法観寺)に住しており、天暦6年(952)3月に貴族らが花見に来た際、塔が北西の方、即ち御所の方へ傾いていると指摘され、亥の刻(21~23時)に露地に坐して宝塔を加持すると、子の刻(23~1時)に北西から微風が吹い...

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御嵩放浪~浄蔵法師忌・前

 11月21日は、浄蔵法師のご命日です。浄蔵法師は康保元年(964)11月21日、京都東山の雲居寺で遷化されました。「大法師浄蔵伝」によれば、11月17日、法師は弟子たちに「悲しい哉、破戒の身を以て久しく信施を受く、罪の報いを念うごとに心神安らかならず。命終の期至り、遁るべき處なし。」と語り、21日酉の刻(17~19時)、正念に念仏しつつ、合掌西面して安らかに坐しながら遷化されたのでした。浄蔵法師を偲び、今年も御嵩の長岡...

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白水滝~白山登拝

 11月3日、日帰りで白山に登拝。大白川登山口からでは物足りないので、白水滝から歩き始めました。朝6時前、まだ薄明の滝の奥に、朝日に照らされた御前峰と剣ヶ峰を遥拝。落ち葉を踏みしめ、紅葉の中を登山口へ。登山届をポストに入れて一時間ほど登ってゆくと、山道は雪道となりました。処々、凍っていますが、アイゼンを履くほどではありません。快晴の空に聳える、御前峰と剣ヶ峰。けっこう暖かく、上着なしで登ってゆきました...

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松尾如秋

Author:松尾如秋
自由と孤独を愛するアウトサイダーと、森羅万象を統べているものとの一対一の対話
白山と、白山に育まれているすべてのものへの讃歌
2006~奥美濃の藪山を登り始める
2009~白山三禅定道を毎年登拝
2016~19白山美濃馬場の古の山伏の行場「白山鳩居峯」のうち五宿を毎月巡拝、以後随時巡拝